青森県五所川原市 太宰の故郷金木で食べる地元に愛される人気食堂のしじみラーメン。【ぽっぽ家・多古軒】
アメリカサンフランシスコ出身の3人組ロックバンド、トレイン。
僕がまだ函館高専にいた2002年にブレイクし、当時よく聴いてました。
(Official videoより)
最新の2017年のアルバム「A Girl, a Bottle, a Boat」も全米8位と、大変息の長いバンドですね。
僕が好きな曲が2012年のアルバム「California 37」の収録曲「Drive by」。
夏のこの時期ぴったりだなと思ったので、紹介しておきます。
(Official videoより)
僕が物心ついた頃から馴染みのあった青森市にある「合浦公園」。

幼稚園の頃、オヤジがタミヤのラジコンを買ってくれて、早朝オヤジと公園の広場で走らせ遊んでいた。


都度小学校で遠足があれば、大抵合浦公園だった。
園内のオブジェが野良猫の住処になっていて、弁当のおかずをあげているヤツがいた。
何気に今も小さな動物園があるし、夏になると球場から高校球児達の掛け声が聞こえる。
たまに園内にあるラーメン屋さん、海つじいで中華そばを食べながら、かつて餅も売っていて、美味しかったよななんて、昔のことを思い出す。

さて、先日青森市の実家に帰った際、書店で出会った「季刊 あおもりのき」という雑誌。
青森市の編集プロダクション「ものの芽舎」が刊行している雑誌で、今回のテーマがなんと「合浦公園」。
実は歴史が古く、「人間失格」で有名な、太宰治の小説「津軽」の中でも、この合浦公園が出てくる。
そのほか樹齢460年以上と言われる「三譽の松」があったり、何気に石川啄木の歌碑、棟方志功の言葉を刻んだ記念碑もあったりする、侮れない公園。
この雑誌では、合浦公園の歴史や、合浦公園にまつわる思い出のエッセイ、園内マップやガイドも掲載している大変面白い内容。
自分の中では当たり前にあった公園だけれど、深掘りするとこんなに面白いんだと気づかされる。
是非読んでみてください。
さて、僕が読書にハマったきっかけの一つ、太宰治の「津軽」という小説。
小学校の自習の時間にクラスで読書する事になり、なんとなく手に取ったこの本の中に、身近な合浦公園の描写があって驚いた。
本って、「共感」があるとのめり込む。
まだ、青森市外に出たことがなかった僕がこの本を読んでまだ見ぬ、五所川原、大鰐、弘前や蟹田という土地に思いを馳せる。
やがて、青春のダークサイドに陥った時も、彼の最も有名な著書「人間失格」は人生のバイブルだった。
今はダークサイドを脱却し、人生が楽しくてしょうがない柴T。
今は「人間失格」には共感できなくなったけれど、僕の青春の通過点だった太宰治は今でも好きな作家。

たまに、僕は五所川原市金木地区へと向かい、太宰治の生家「斜陽館」を見に行く。

金木地区は昔ながらの津軽の古い街並みといった風情で、歩いていてとても面白い。
津軽鉄道金木駅があり、観光客が多く訪れ、この日はビアガーデンもやっていてとても賑やか。
そして、僕が今回来た目的。
太宰治に思いを馳せる事もそうだけれど、同時に気になる食堂もあったのです。
そのお店の名は「ぽっぽ家」。


かつては金木駅内にある人気の食堂でしたが、久々に訪れたら別の場所に移転してました。
店内は、食堂の「ぽっぽ家」さんのほか、たこ焼き屋の「多古軒」さんもあって、たこ焼きも美味しいと評判なのだとか。
食堂は、多くのお客さんで賑わい、金木特有のディープな津軽弁が飛び交う(笑)。
金木の津軽弁は、元青森市民の僕ですら通訳不能。
本当、地元の人々に愛されている食堂といった感じですね。
そして、このお店の人気が「しじみラーメン」880円

「若生こんぶおにぎり」190円も追加しました。
有名な十三湖産のしじみをふんだんに使った、贅沢なラーメン。

しじみラーメン、実はそんなに好んで食べないけれど、ココのしじみラーメンは食べやすくて、とても美味しい。
シジミのエキスがたっぷり溶け込んだスープは、味の輪郭がしっかりして分かりやすく、鶏とシジミのバランスがとても良い。

わかめの海藻系の旨みも溶け込んでいて、飲んでいてホッとする、メリハリが効いていながらも優しいスープ。

そのほかメンマの食感、ネギのアクセントも素晴らしく、シジミの身を貝からほじくり出し、食べると美味い。
シジミのエキスが体に優しく浸透していく。

麺は中細縮れ麺で、スープとの相性も抜群。
相変わらずとっても美味しいラーメンでした。
そして、もう一つの「若生こんぶおにぎり」は、津軽地方北部で、漁師が沖に出る時や、山に仕事に入るときなどに作られてきた郷土のおにぎり。

太宰治も大好物だったことで知られており、夜食によく作ってもらっていたらしい。
噛み切れるよう、昆布の繊維に沿って包まれており、食べると美味い。
結構昆布の塩気が効いていて、白飯との相性が抜群。
ふんわり広がる磯の香りにウットリとする、シンプルながらもとても美味しいおにぎり。
しじみラーメンとの相性も抜群で、交互に食べると最高。
とても美味しかったです。
上機嫌でお店を後にした。
合浦公園から始まった、太宰治の作品への興味と、太宰治から始まった五所川原市金木地区への興味。
どんどん広がる好奇心によって、やがて美味しいしじみラーメンと若生こんぶおにぎりへとたどり着く。
そして、次はどこにたどり着くのだろう。
最近、津軽鉄道を通じて鉄道にも興味を持ち始めてきた柴T。
好奇心を持ち続ける人生のなんと楽しいことか。
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僕がまだ函館高専にいた2002年にブレイクし、当時よく聴いてました。
(Official videoより)
最新の2017年のアルバム「A Girl, a Bottle, a Boat」も全米8位と、大変息の長いバンドですね。
僕が好きな曲が2012年のアルバム「California 37」の収録曲「Drive by」。
夏のこの時期ぴったりだなと思ったので、紹介しておきます。
(Official videoより)
僕が物心ついた頃から馴染みのあった青森市にある「合浦公園」。

幼稚園の頃、オヤジがタミヤのラジコンを買ってくれて、早朝オヤジと公園の広場で走らせ遊んでいた。


都度小学校で遠足があれば、大抵合浦公園だった。
園内のオブジェが野良猫の住処になっていて、弁当のおかずをあげているヤツがいた。
何気に今も小さな動物園があるし、夏になると球場から高校球児達の掛け声が聞こえる。
たまに園内にあるラーメン屋さん、海つじいで中華そばを食べながら、かつて餅も売っていて、美味しかったよななんて、昔のことを思い出す。

さて、先日青森市の実家に帰った際、書店で出会った「季刊 あおもりのき」という雑誌。
青森市の編集プロダクション「ものの芽舎」が刊行している雑誌で、今回のテーマがなんと「合浦公園」。
実は歴史が古く、「人間失格」で有名な、太宰治の小説「津軽」の中でも、この合浦公園が出てくる。
そのほか樹齢460年以上と言われる「三譽の松」があったり、何気に石川啄木の歌碑、棟方志功の言葉を刻んだ記念碑もあったりする、侮れない公園。
この雑誌では、合浦公園の歴史や、合浦公園にまつわる思い出のエッセイ、園内マップやガイドも掲載している大変面白い内容。
自分の中では当たり前にあった公園だけれど、深掘りするとこんなに面白いんだと気づかされる。
是非読んでみてください。
さて、僕が読書にハマったきっかけの一つ、太宰治の「津軽」という小説。
小学校の自習の時間にクラスで読書する事になり、なんとなく手に取ったこの本の中に、身近な合浦公園の描写があって驚いた。
本って、「共感」があるとのめり込む。
まだ、青森市外に出たことがなかった僕がこの本を読んでまだ見ぬ、五所川原、大鰐、弘前や蟹田という土地に思いを馳せる。
やがて、青春のダークサイドに陥った時も、彼の最も有名な著書「人間失格」は人生のバイブルだった。
今はダークサイドを脱却し、人生が楽しくてしょうがない柴T。
今は「人間失格」には共感できなくなったけれど、僕の青春の通過点だった太宰治は今でも好きな作家。

たまに、僕は五所川原市金木地区へと向かい、太宰治の生家「斜陽館」を見に行く。

金木地区は昔ながらの津軽の古い街並みといった風情で、歩いていてとても面白い。
津軽鉄道金木駅があり、観光客が多く訪れ、この日はビアガーデンもやっていてとても賑やか。
そして、僕が今回来た目的。
太宰治に思いを馳せる事もそうだけれど、同時に気になる食堂もあったのです。
そのお店の名は「ぽっぽ家」。


かつては金木駅内にある人気の食堂でしたが、久々に訪れたら別の場所に移転してました。
店内は、食堂の「ぽっぽ家」さんのほか、たこ焼き屋の「多古軒」さんもあって、たこ焼きも美味しいと評判なのだとか。
食堂は、多くのお客さんで賑わい、金木特有のディープな津軽弁が飛び交う(笑)。
金木の津軽弁は、元青森市民の僕ですら通訳不能。
本当、地元の人々に愛されている食堂といった感じですね。
そして、このお店の人気が「しじみラーメン」880円

「若生こんぶおにぎり」190円も追加しました。
有名な十三湖産のしじみをふんだんに使った、贅沢なラーメン。

しじみラーメン、実はそんなに好んで食べないけれど、ココのしじみラーメンは食べやすくて、とても美味しい。
シジミのエキスがたっぷり溶け込んだスープは、味の輪郭がしっかりして分かりやすく、鶏とシジミのバランスがとても良い。

わかめの海藻系の旨みも溶け込んでいて、飲んでいてホッとする、メリハリが効いていながらも優しいスープ。

そのほかメンマの食感、ネギのアクセントも素晴らしく、シジミの身を貝からほじくり出し、食べると美味い。
シジミのエキスが体に優しく浸透していく。

麺は中細縮れ麺で、スープとの相性も抜群。
相変わらずとっても美味しいラーメンでした。
そして、もう一つの「若生こんぶおにぎり」は、津軽地方北部で、漁師が沖に出る時や、山に仕事に入るときなどに作られてきた郷土のおにぎり。

太宰治も大好物だったことで知られており、夜食によく作ってもらっていたらしい。
噛み切れるよう、昆布の繊維に沿って包まれており、食べると美味い。
結構昆布の塩気が効いていて、白飯との相性が抜群。
ふんわり広がる磯の香りにウットリとする、シンプルながらもとても美味しいおにぎり。
しじみラーメンとの相性も抜群で、交互に食べると最高。
とても美味しかったです。
上機嫌でお店を後にした。
合浦公園から始まった、太宰治の作品への興味と、太宰治から始まった五所川原市金木地区への興味。
どんどん広がる好奇心によって、やがて美味しいしじみラーメンと若生こんぶおにぎりへとたどり着く。
そして、次はどこにたどり着くのだろう。
最近、津軽鉄道を通じて鉄道にも興味を持ち始めてきた柴T。
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