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田舎の生活~Nothern life~

日々遊びながら青森の魅力を発信

 北海道函館市 蒸せ返る夏の函館。函館山の裾にある大正時代の建物で、美味しいスイーツを食べて涼をとる。【茶房菊泉】

アメリカ、カリフォルニア州出身のロックバンド、ネルソン。

双子ネルソン兄弟が中心となり、1990年にデビュー曲「(Can't Live Without Your) Love And Affection」が全米1位のヒット。

実はネルソン兄弟の父親は、ロカビリー・シンガーとして50年代から絶大な人気を獲得していた、リッキー・ネルソン(しかしながら、1985年に不慮の飛行機事故で他界)。

カラッと爽やかで、キャッチーかつハード。

まさに1980年代後半~1990年代前半特有の、時代を彩るサウンドですね。

他にも彼らは「After The Rain」、「More Than Ever」「Only Time Will Tell」など多くのヒット曲を送り出すのですが、僕はやっぱりデビュー曲の「(Can't Live Without Your) Love And Affection」が1番好きなのです。

(Official videoより)


下北半島から津軽海峡越しに見える北海道函館市。

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本州最北端大間崎から、或いは佐井村の街中から仏ヶ浦へと向かう途中の上り坂から、時々街並みが顔を覗かせる。

この時期、やませで霧が深い時は、まるで函館山が海に浮かぶ孤島のように見える時がある。

それは今の僕と函館との関係を表しているよう。

20年以上前に函館に来て、函館高専で5年間多感な時期を過ごした。

その時と比べ、函館はかなり街並みがかなり変わっている。

かつてあったダイエーもなく、五稜郭タワーも新しくなり、函館駅周辺は随分とホテルだらけになった。

棒ニデパートは閉店し、当時寂れまくった大門の飲み屋街が今は整備され、びっくりするくらいに活気がある。

当時の思い出をなぞろうにも、面影が次第に無くなっていく。

当時の知り合いのほとんどが、函館を出たり、家庭を持ったり、気軽に会えなくなった。

今では函館に行く目的が、思い出に浸るためじゃなく、観光目的になってしまったのが、寂しくもあり、当時あまり観光をしなかったので、新たな函館の一面を知る楽しさもある。

さて、先日、函館まで行って来た柴T。

青森県大間から津軽海峡フェリーに乗り、プチ旅行へ行って来ました。

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旅館が立ち並ぶ、湯の川の温泉街へと向かい、海岸線から函館山を望む。

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湯の川から見た函館は、まるで横たわる涅槃仏の様で、神々しさすら感じる。

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こう見るとモン・サン・ミシェルの様にも見えますね(笑)

当初、函館山には行かない予定だったのに、まるで僕は巡礼者の様に、砂州の道を渡り、また函館山へと向かってしまう。

函館山には人を引き寄せる魔力があるに違いない。

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レトロな路面電車「ハイカラ號」へ乗って、金森倉庫へ行き、そこから山裾へ少し坂を登ったところにある、旧函館区公会堂へと向かう。

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函館のビュースポット、八幡坂を写真に収め、完全に観光している僕(笑)。

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しかしながら、外は蒸し蒸ししていて、歩いているだけで汗が噴き出す。

どこかで涼をとりたい。

ふと昔、通っていたお店を思い出した。

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旧函館区公会堂から八幡坂に向かう散策コース沿いにある人気店「茶房菊泉」さんへ。

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アイス屋さんが並ぶ中、1921(大正10)年に建てられたという風情ある建物が目に止まる。

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かつての酒問屋別邸を改装し、現在は茶房として営業しているお店。

西部地区で友人達と、バンドのセッションをした際、このお店の雰囲気が大好きでよく立ち寄っていた。

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1999年当時は資料館とお休み処を兼ねた施設だったけれど、今ではとうふ白玉ぜんざいなどの甘味メニューや、函館では年末にくじら汁を食べる風習があり、郷土料理とも言えるくじら汁も味わうことができる様に。

くじら汁久々に食べたかったけれど、暑いので、今回は甘味メニューで(笑)。

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店内は撮影自由。

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囲炉裏があったり、歴史を感じさせる品々も展示され、大正ロマンに思いを馳せる。

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最近は、アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」で登場したロケ地としても有名ですね。

そして僕が今回頼んだのが、「よくばりセット」910円。

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とうふ白玉ぜんざいにゴマアイス、スイートポテトと、ドリンクが付く人気のセットです。

ドリンクはアイスコーヒーで。

汗だくの僕を見て、店員さんは扇風機を付けてくれた。

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ゴマアイス美味いですね。

ゴマがふんわり香り、コクがありながらもさっぱりとした味わい。

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アイスの底の、少しカリカリと固まった部分が好き。

そして、とうふ白玉ぜんざいは、豆腐と白玉粉を合わせた白玉がモチッとしていて美味しい。

あんこは十勝産の小豆を使った自家製。

さっぱりとした甘さで、ずっと食べていたくなる。

スイートポテトはひんやりと冷やされていて、素朴なポテトの甘味が良いですね。

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それらを、キンキンに冷えたアイスコーヒーで流し込む。

看板に「美鈴珈琲」と買いていたので、美鈴さんのコーヒーを使っているのかもしれない。

飲みやすいけれど、深く程よい苦味が心地よい。

気がつけば汗が引く。

外が暑いせいもあるのか、ずっとここにいたくなる様な居心地の良い空間。

もう、100年以上前にもなる、大正浪漫に想いを馳せながら、ウチのジイさんと、バアさんもこんな時代を生きていたんだなって思うと、僕は随分と遠いところまで来たんだなって実感する。

当時に比べ、とっても魅力的ないいお店になっていた。

今度は、寒い日にくじら汁を食べに行きたい。

函館時代の思い出も、もう遠い昔になりつつある。

函館に来ても思い出に浸ることは無くなった。

そんな自分に寂しさを感じながらも、変わりゆく函館の変化を楽しんでいる自分もいる。

移ろいゆく「Love And Affection(愛と愛情)」。

僕は随分と遠いところへ来てしまったのだ。

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