青森県五所川原市 太宰治の故郷、金木地区にある、美味しいお寿司屋さんへ行って来ました。【奴寿し】
僕の大好きなアーティスト、ヨルシカ。
コンポーザーのn-bunaと、ボーカルのsuisによる男女2人組のロックバンドですね。
大好きで、散歩する時よく聴いてます。
2019年にメジャーデビューし、よくYOASOBIとごっちゃになりがちですが、どちらかと言えば、ヨルシカはバンドサウンド主体で、自称ギタリストの僕としては僅差でヨルシカの方が好きかもしれません。
2023年4月より始まったアニメ「僕の心のヤバいやつ」の主題歌に起用された「斜陽」という曲に最近ハマっています。
「斜陽」とは、勢威・富貴などが没落しつつあることを意味し、かの太宰治の有名な小説のタイトルにもなっている。
歌詞の中にも、「高く成った葡萄」と言うのが出てきて、これもおそらく太宰の小説イソップ寓話の「酢っぱい葡萄」と言う作品を想起させる。
だから一貫して悲観的な歌詞かと思いきや、「少しは愛せるのに」「はにかむ貴方が見えた」と恋をすることで自己を肯定する前向きな気持ちも、歌詞のラストには感じられ、聴いていてとても心地が良いのです。
(Official videoより)
自分が「斜陽」か「隆盛」かは自分の匙加減。
志が高く、常に高みを目指していると、ちょっとしたことでもネガティブに受け止める。
全教科100点満点じゃなきゃダメだ。
常に1位じゃなきゃ。
こんなの本当の自分じゃない。
このままの自分じゃダメだ。
自分は青森に収まる人間じゃないのだ。
今の自分と現在地を否定し続け、いつも足元がグラグラと危うい。
ちょっとの不調で、自分が斜陽になったと思い込む。
僕も中学生の頃、そう思っていた。
自分と周囲を否定することが、自分を高める方法だと思っていた。
でもこんな生き方、正直しんどいと思ったのだ。
自分を肯定しても、自分を高められるし、若い頃よりもオジサンになった今が、自分にとっての隆盛期。
考え方一つで、世界はこんなにも変わる。

さて、五所川原市金木地区へ行って来た柴T。

金木地区は「人間失格」や「走れメロス」で知られる太宰治の生家「斜陽館」があります。

太宰が生まれる2年前の明治40年(1907)に、父である津島源右衛門によって建てられた豪邸。
青森ひばが使用されていて、明治期の木造建築物としても大変貴重な建物らしく、国の重要文化財建造物に指定されていますね。
中学生の頃「人間失格」に共感し、真冬にこの斜陽館へ行ったことがある。
まるで「人間失格」が自分を投影する鏡のようで、当時この作品には圧倒的共感があった。
新潮文庫の売上では「人間失格」は、累計698万8000部で、漱石の「こころ」(735万2500部)に次いで堂々の2位なのだとか。
それだけこの本が共感を呼び、多くの人が当時の僕のような闇を抱えているのだ。
館内は、太宰が生前着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、書簡があり、自分がまるで自分が太宰かの様に自分に浸っていた。

今は人生が楽しくなり、「人間失格」に共感できなくなった僕は、斜陽館近くにある産直「産直メロス」へ。
ココは五所川原市の魅力が詰まった、産直施設になっていて、地元野菜、惣菜、工芸品や、有名な金木地区の馬肉が販売されているなど、大変賑わっている産直。
併設されている食堂「メロス食堂」も賑わっていて「馬味噌ラーメン」が大変人気。

そして店内には、太宰治カステラサンドなるものがあって、包装が文庫本型になっている。
「人間失格カステラサンド」って(笑)。

このパンのカロリー505kcalもあるらしく、ダイエット中に食べたら人間失格レベルかもしれない(笑)。
でもコレ、すごく美味しいんですよねー
色々買い物した後、お昼になったので、金木地区にあるお寿司屋さん「奴寿し」さんへ。

少し鄙びた金木地区の街並みの中にある、大変人気のお寿司屋さん。
お昼時はいつも駐車場が埋まっていて、中々入れないんですよね。


昭和50年に旧金木町にお店を構え、もう創業が半世紀近くにもなる老舗寿司店。
金木地区は馬肉の産地なので、馬肉の握りがあったり、10cmほどの太さの巨大な太巻きなんかが有名ですね。
この日は食べれませんでしたが、しじみのお寿司も人気なのだとか。
金木地区には海が無いのですが、青森市の市場で買い付けにも行っているらしい。
とっても立派な外観で、高級そうですが、値段は案外リーズナブルで、なおかつ美味しいお寿司が食べられる素敵なお店。

今回僕が頼んだのは、上寿司2000円。
お吸い物も付いてきます。
他にも特上2500円があったのですが、産直メロスで買いすぎてしまったので自重。

しかしながら上寿司は大変豪華。

まさかのウニの軍艦まで付いてくる。
え、コレ特上じゃないの?
オシャレなガラスの皿でやって来た。
ネタ一つ一つが分厚くて美味しい。

マグロのこの厚さを見てください。
安心してください、シャリ、付いてますよ。
トロッと脂が乗って口溶けの良い、とっても美味しいマグロ。
このマグロだけでも最高なのだけれど、まさか今が旬のウニが食べられるなんて。

身がしっかりしつつも、口に入れた瞬間トロッと溶け、濃厚な磯の香りが広がる幸せの瞬間。
地球に生まれてよかった。
そして、カニがびっくりするほど美味い。
もう全てが美味しい、素晴らしいお寿司。

お寿司とともに付いてきた、お吸い物も美味しいですね。
海老の旨味がしっかり溶け出ていて、中には素麺も入っていた。


同行の友人が頼んだ、握り寿司定食2500円も、握り寿司9貫に、あんこうの共和え、一品料理、お吸い物がつく、大変ゴージャスなセット。


友人もこのお店を絶賛していた。
とっても素敵な時間を過ごしました。
次回は食べられなかったしじみのお寿司と、太巻き寿司を食べに行こうと約束する。
「人間失格」に共感し、自分や周りを否定していた、中学生の頃と、今の自分とでは全く見る景色が違う。
世の中には、この青森には、楽しいことだらけ。
体力的には衰えて、ロードバイクは100kmくらい走れるけれど、高くジャンプ出来なくなったし、腹もすぐに出る様になった。
肉体的には「斜陽」の僕。
しかしながらこのブログを、びっくりするくらい多くの人達が見てくれて、精神的には今が「隆盛」。
考え方一つ次第で、人生はこんなにも楽しくなるものなのだ。
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コンポーザーのn-bunaと、ボーカルのsuisによる男女2人組のロックバンドですね。
大好きで、散歩する時よく聴いてます。
2019年にメジャーデビューし、よくYOASOBIとごっちゃになりがちですが、どちらかと言えば、ヨルシカはバンドサウンド主体で、自称ギタリストの僕としては僅差でヨルシカの方が好きかもしれません。
2023年4月より始まったアニメ「僕の心のヤバいやつ」の主題歌に起用された「斜陽」という曲に最近ハマっています。
「斜陽」とは、勢威・富貴などが没落しつつあることを意味し、かの太宰治の有名な小説のタイトルにもなっている。
歌詞の中にも、「高く成った葡萄」と言うのが出てきて、これもおそらく太宰の小説イソップ寓話の「酢っぱい葡萄」と言う作品を想起させる。
だから一貫して悲観的な歌詞かと思いきや、「少しは愛せるのに」「はにかむ貴方が見えた」と恋をすることで自己を肯定する前向きな気持ちも、歌詞のラストには感じられ、聴いていてとても心地が良いのです。
(Official videoより)
自分が「斜陽」か「隆盛」かは自分の匙加減。
志が高く、常に高みを目指していると、ちょっとしたことでもネガティブに受け止める。
全教科100点満点じゃなきゃダメだ。
常に1位じゃなきゃ。
こんなの本当の自分じゃない。
このままの自分じゃダメだ。
自分は青森に収まる人間じゃないのだ。
今の自分と現在地を否定し続け、いつも足元がグラグラと危うい。
ちょっとの不調で、自分が斜陽になったと思い込む。
僕も中学生の頃、そう思っていた。
自分と周囲を否定することが、自分を高める方法だと思っていた。
でもこんな生き方、正直しんどいと思ったのだ。
自分を肯定しても、自分を高められるし、若い頃よりもオジサンになった今が、自分にとっての隆盛期。
考え方一つで、世界はこんなにも変わる。

さて、五所川原市金木地区へ行って来た柴T。

金木地区は「人間失格」や「走れメロス」で知られる太宰治の生家「斜陽館」があります。

太宰が生まれる2年前の明治40年(1907)に、父である津島源右衛門によって建てられた豪邸。
青森ひばが使用されていて、明治期の木造建築物としても大変貴重な建物らしく、国の重要文化財建造物に指定されていますね。
中学生の頃「人間失格」に共感し、真冬にこの斜陽館へ行ったことがある。
まるで「人間失格」が自分を投影する鏡のようで、当時この作品には圧倒的共感があった。
新潮文庫の売上では「人間失格」は、累計698万8000部で、漱石の「こころ」(735万2500部)に次いで堂々の2位なのだとか。
それだけこの本が共感を呼び、多くの人が当時の僕のような闇を抱えているのだ。
館内は、太宰が生前着用していたマントや執筆用具、直筆原稿、書簡があり、自分がまるで自分が太宰かの様に自分に浸っていた。

今は人生が楽しくなり、「人間失格」に共感できなくなった僕は、斜陽館近くにある産直「産直メロス」へ。
ココは五所川原市の魅力が詰まった、産直施設になっていて、地元野菜、惣菜、工芸品や、有名な金木地区の馬肉が販売されているなど、大変賑わっている産直。
併設されている食堂「メロス食堂」も賑わっていて「馬味噌ラーメン」が大変人気。

そして店内には、太宰治カステラサンドなるものがあって、包装が文庫本型になっている。
「人間失格カステラサンド」って(笑)。

このパンのカロリー505kcalもあるらしく、ダイエット中に食べたら人間失格レベルかもしれない(笑)。
でもコレ、すごく美味しいんですよねー
色々買い物した後、お昼になったので、金木地区にあるお寿司屋さん「奴寿し」さんへ。

少し鄙びた金木地区の街並みの中にある、大変人気のお寿司屋さん。
お昼時はいつも駐車場が埋まっていて、中々入れないんですよね。


昭和50年に旧金木町にお店を構え、もう創業が半世紀近くにもなる老舗寿司店。
金木地区は馬肉の産地なので、馬肉の握りがあったり、10cmほどの太さの巨大な太巻きなんかが有名ですね。
この日は食べれませんでしたが、しじみのお寿司も人気なのだとか。
金木地区には海が無いのですが、青森市の市場で買い付けにも行っているらしい。
とっても立派な外観で、高級そうですが、値段は案外リーズナブルで、なおかつ美味しいお寿司が食べられる素敵なお店。

今回僕が頼んだのは、上寿司2000円。
お吸い物も付いてきます。
他にも特上2500円があったのですが、産直メロスで買いすぎてしまったので自重。

しかしながら上寿司は大変豪華。

まさかのウニの軍艦まで付いてくる。
え、コレ特上じゃないの?
オシャレなガラスの皿でやって来た。
ネタ一つ一つが分厚くて美味しい。

マグロのこの厚さを見てください。
安心してください、シャリ、付いてますよ。
トロッと脂が乗って口溶けの良い、とっても美味しいマグロ。
このマグロだけでも最高なのだけれど、まさか今が旬のウニが食べられるなんて。

身がしっかりしつつも、口に入れた瞬間トロッと溶け、濃厚な磯の香りが広がる幸せの瞬間。
地球に生まれてよかった。
そして、カニがびっくりするほど美味い。
もう全てが美味しい、素晴らしいお寿司。

お寿司とともに付いてきた、お吸い物も美味しいですね。
海老の旨味がしっかり溶け出ていて、中には素麺も入っていた。


同行の友人が頼んだ、握り寿司定食2500円も、握り寿司9貫に、あんこうの共和え、一品料理、お吸い物がつく、大変ゴージャスなセット。


友人もこのお店を絶賛していた。
とっても素敵な時間を過ごしました。
次回は食べられなかったしじみのお寿司と、太巻き寿司を食べに行こうと約束する。
「人間失格」に共感し、自分や周りを否定していた、中学生の頃と、今の自分とでは全く見る景色が違う。
世の中には、この青森には、楽しいことだらけ。
体力的には衰えて、ロードバイクは100kmくらい走れるけれど、高くジャンプ出来なくなったし、腹もすぐに出る様になった。
肉体的には「斜陽」の僕。
しかしながらこのブログを、びっくりするくらい多くの人達が見てくれて、精神的には今が「隆盛」。
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