青森県青森市 ココの居酒屋の唐揚げは「美味しい」を超えて「芸術」である。【とり平】
僕が大好きな日本のアーティスト、SIRUP (シラップ)。
2019年にホンダのCMに起用された「Do Well」という曲で聴いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。
ブラックミュージックを基調に、独創的な音楽を作り出している彼ですが、とにかく曲がオシャレ。
僕が彼を知ったのは、TV番組「テラスハウス」の挿入歌であった2018年の「LOOP」という曲から。
このPVを監修したヒトの名前が「マザーファッ子」ということからも惹かれてしまいます(笑)。
(Official videoより)
今僕がハマって聴いているのが2019年の「Light」という曲。
もう4年も前の曲になるのですが、何故か今お気に入り(笑)。
大衆的というのとはちょっと違う、曲自身が持つ美しさ。
「自分の考えを変えれば、初めての世界を知ることができる」と歌っている様にも感じ取れて、新しい年度を迎えるこの時期にふさわしい曲なんじゃないかと、勝手に思っています。
(Official audioより)
「大衆性」と「芸術性」の違いは一体なんだろうと度々思う。
多くの人々の共感を得られることが、「芸術」という訳ではなく、日本を代表する美学者である佐々木健一さんというヒトの本の中では「人間が自らの生と生の環境とを改善するために自然を改造する力を、広い意味でのart(仕業)という」と書いてある。
なんかよく分かる様な分からない様な(笑)。
僕が思うに、「芸術」とは既存の大衆的な価値観の中に、新たな価値観を提示することの様に思える。
そんな、自分の価値観を超えていった時、人は「芸術」を感じるのかもしれない。

さて先日、今年初めてのロードバイク・ツーリングしてきた柴T。


目的地は青森市街から25km先の津軽半島蓬田村まで。


3年前からこのツーリングを始めて、たまに弘前市まで行ったりするけれど、ほぼ9割くらいはずっとこの津軽半島をツーリングしている。
陸奥湾沿いの風景の中、走る美しさ。
まるで、むつ湾は湖の様に陸地に取り囲まれ、対岸に位置する下北半島釜臥山のガメラレーダーが遠くでもハッキリと見える。
そして、夏泊半島の大島や、青森市街の街並みもハッキリと見え、まるで青森県全体を見渡しているかの様。

漁港沿いを走ると、漁師小屋が立ち並び、まるで異世界に迷い込んだかの様な錯覚に陥る。
むつ湾が湖の様に思え、まるで青森が身近に感じるとともに、その中に潜む無限の面白さを痛感する。
ロードバイクから戻ってくると、もう夕暮れ時。
実は夜、友人と会う約束をしていた。
3月末は別れの季節。

仲良しの友人が青森市から他市町村に異動することとなり、ちょっとした2人だけの送別会を開いた。


新町通りで合流し、古川の街中を世間話をしながら歩く。
昼間は暖かいのに、春の夜風は未だ寒い。
ジャンパーを下北半島に忘れてきた事を後悔した。

味噌カレー牛乳ラーメンで有名な、味の札幌大西さんの隣に、24時間の無人販売所ができていてビックリする。

古川から浪館通りに向かう線路の手前、実は隠れた焼き鳥居酒屋の名店があるのです。
その名も「とり平」さん。

地元の常連さんで賑わう、知る人ぞ知る人気店である。
カウンター席と、テーブル席が一席。
頑固そうな大将と、優しそうな男性店員の2人で切り盛りしている。
ちょうど、テレビで野球観戦をしていて、カウンターが盛り上がっていた。
年季の入った店内も、いい味出してます。
まずはビールを注文。

ロードバイクの心地良い疲労もあってか、酔いが回るのがやたら早い。
脳が心地よく攪拌される。
キンキンに冷えたビールと、シュワッと弾ける泡の喉越し。
そして、アルコールと共に飛ぶ理性。
僕らが頼んだのが、焼き鳥8種セット¥1300
全てタレにしました。
寡黙に焼き鳥を焼く大将。
やってきた焼き鳥は2皿でやってきた。


そして、食べる焼き鳥は最高。
焼き加減が絶妙で、香ばしいと同時に、とても容易に歯が通るくらいに柔らかい。
滲み出る鳥の肉汁。
レバー、つくね、正肉、手羽先等の肉自体の食感と後味がいいうえに、タレもまた美味しい。
キリッとしつつも、サッパリと絡む絶妙なタレ。
この美味しさにビールが進む。
そして、このお店に来たら、是非頼んでいただきたいのが若鶏唐揚げ¥850
実は2人とも2次会だったので、半分にしてもらいました(笑)。
したがって値段も半分。

そして、やってきた唐揚げは一つ一つがとてもデカい。
つまむと箸が折れそうです(笑)。
珍しく唐揚げには山椒が振られている。
フワっと山椒の匂いが香り、口の中に放り込むと、もうこの世のものとは思えない。

サクッとした食感、衣の絶妙な塩気、ジューシーな鳥の旨み、そして山椒のスパイシーな刺激に意識が飛ぶ。
友人も食べた瞬間、僕の方を振り向き、目を見開いて驚いていた。
そう、この唐揚げは言語化できないくらい「美味しい」を超えているのだ。
よく食べる大衆的な唐揚げとはまた違う、唐揚げの価値観すら変えてしまう程の素晴らしさ。
ピリッと締まる辛味がたまらない。
唐揚げに山椒を振るアイデアなんて、なかなか思いつかない。
コレは「唐揚げ」という名の「芸術」だ。
僕の唐揚げの見方が変わり、新しい自分の世界がまた一つ広がる。
そのほか皿にはフライドポテトやパセリの天ぷらも添えてあって、こちらも美味しかったです。
他にも大葉の肉巻きである変わった名前の「アスパム焼き」¥500があったり、日本酒を頼むとシャーベット状で来るらしく、次回はこちらも挑戦してみたいですね。
友人も青森市を出る直前にこんないいお店を教えやがって、また青森市で飲みたくなるじゃないかと言って去って行った(笑)。
また2人で「LOOP」確定ですな。
3月は別れの季節、4月は出会いの季節。
4月になればまた新しい生活が始まる。
新年度はどんな価値観を越える「芸術」が見られるだろうか。
迫り来る桜の季節に、僕の胸は高まるのである。
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2019年にホンダのCMに起用された「Do Well」という曲で聴いたことがある人もいるんじゃないでしょうか。
ブラックミュージックを基調に、独創的な音楽を作り出している彼ですが、とにかく曲がオシャレ。
僕が彼を知ったのは、TV番組「テラスハウス」の挿入歌であった2018年の「LOOP」という曲から。
このPVを監修したヒトの名前が「マザーファッ子」ということからも惹かれてしまいます(笑)。
(Official videoより)
今僕がハマって聴いているのが2019年の「Light」という曲。
もう4年も前の曲になるのですが、何故か今お気に入り(笑)。
大衆的というのとはちょっと違う、曲自身が持つ美しさ。
「自分の考えを変えれば、初めての世界を知ることができる」と歌っている様にも感じ取れて、新しい年度を迎えるこの時期にふさわしい曲なんじゃないかと、勝手に思っています。
(Official audioより)
「大衆性」と「芸術性」の違いは一体なんだろうと度々思う。
多くの人々の共感を得られることが、「芸術」という訳ではなく、日本を代表する美学者である佐々木健一さんというヒトの本の中では「人間が自らの生と生の環境とを改善するために自然を改造する力を、広い意味でのart(仕業)という」と書いてある。
なんかよく分かる様な分からない様な(笑)。
僕が思うに、「芸術」とは既存の大衆的な価値観の中に、新たな価値観を提示することの様に思える。
そんな、自分の価値観を超えていった時、人は「芸術」を感じるのかもしれない。

さて先日、今年初めてのロードバイク・ツーリングしてきた柴T。


目的地は青森市街から25km先の津軽半島蓬田村まで。


3年前からこのツーリングを始めて、たまに弘前市まで行ったりするけれど、ほぼ9割くらいはずっとこの津軽半島をツーリングしている。
陸奥湾沿いの風景の中、走る美しさ。
まるで、むつ湾は湖の様に陸地に取り囲まれ、対岸に位置する下北半島釜臥山のガメラレーダーが遠くでもハッキリと見える。
そして、夏泊半島の大島や、青森市街の街並みもハッキリと見え、まるで青森県全体を見渡しているかの様。

漁港沿いを走ると、漁師小屋が立ち並び、まるで異世界に迷い込んだかの様な錯覚に陥る。
むつ湾が湖の様に思え、まるで青森が身近に感じるとともに、その中に潜む無限の面白さを痛感する。
ロードバイクから戻ってくると、もう夕暮れ時。
実は夜、友人と会う約束をしていた。
3月末は別れの季節。

仲良しの友人が青森市から他市町村に異動することとなり、ちょっとした2人だけの送別会を開いた。


新町通りで合流し、古川の街中を世間話をしながら歩く。
昼間は暖かいのに、春の夜風は未だ寒い。
ジャンパーを下北半島に忘れてきた事を後悔した。

味噌カレー牛乳ラーメンで有名な、味の札幌大西さんの隣に、24時間の無人販売所ができていてビックリする。

古川から浪館通りに向かう線路の手前、実は隠れた焼き鳥居酒屋の名店があるのです。
その名も「とり平」さん。

地元の常連さんで賑わう、知る人ぞ知る人気店である。
カウンター席と、テーブル席が一席。
頑固そうな大将と、優しそうな男性店員の2人で切り盛りしている。
ちょうど、テレビで野球観戦をしていて、カウンターが盛り上がっていた。
年季の入った店内も、いい味出してます。
まずはビールを注文。

ロードバイクの心地良い疲労もあってか、酔いが回るのがやたら早い。
脳が心地よく攪拌される。
キンキンに冷えたビールと、シュワッと弾ける泡の喉越し。
そして、アルコールと共に飛ぶ理性。
僕らが頼んだのが、焼き鳥8種セット¥1300
全てタレにしました。
寡黙に焼き鳥を焼く大将。
やってきた焼き鳥は2皿でやってきた。


そして、食べる焼き鳥は最高。
焼き加減が絶妙で、香ばしいと同時に、とても容易に歯が通るくらいに柔らかい。
滲み出る鳥の肉汁。
レバー、つくね、正肉、手羽先等の肉自体の食感と後味がいいうえに、タレもまた美味しい。
キリッとしつつも、サッパリと絡む絶妙なタレ。
この美味しさにビールが進む。
そして、このお店に来たら、是非頼んでいただきたいのが若鶏唐揚げ¥850
実は2人とも2次会だったので、半分にしてもらいました(笑)。
したがって値段も半分。

そして、やってきた唐揚げは一つ一つがとてもデカい。
つまむと箸が折れそうです(笑)。
珍しく唐揚げには山椒が振られている。
フワっと山椒の匂いが香り、口の中に放り込むと、もうこの世のものとは思えない。

サクッとした食感、衣の絶妙な塩気、ジューシーな鳥の旨み、そして山椒のスパイシーな刺激に意識が飛ぶ。
友人も食べた瞬間、僕の方を振り向き、目を見開いて驚いていた。
そう、この唐揚げは言語化できないくらい「美味しい」を超えているのだ。
よく食べる大衆的な唐揚げとはまた違う、唐揚げの価値観すら変えてしまう程の素晴らしさ。
ピリッと締まる辛味がたまらない。
唐揚げに山椒を振るアイデアなんて、なかなか思いつかない。
コレは「唐揚げ」という名の「芸術」だ。
僕の唐揚げの見方が変わり、新しい自分の世界がまた一つ広がる。
そのほか皿にはフライドポテトやパセリの天ぷらも添えてあって、こちらも美味しかったです。
他にも大葉の肉巻きである変わった名前の「アスパム焼き」¥500があったり、日本酒を頼むとシャーベット状で来るらしく、次回はこちらも挑戦してみたいですね。
友人も青森市を出る直前にこんないいお店を教えやがって、また青森市で飲みたくなるじゃないかと言って去って行った(笑)。
また2人で「LOOP」確定ですな。
3月は別れの季節、4月は出会いの季節。
4月になればまた新しい生活が始まる。
新年度はどんな価値観を越える「芸術」が見られるだろうか。
迫り来る桜の季節に、僕の胸は高まるのである。
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