青森県青森市 書を探しに、町へ出よう。そしてついでに、美味しい焼き鳥も食べよう。【とりさと青森・浜館店】
日本の4人組ロックバンドである、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
ごく少数の限られたムーヴメントだった、ガレージロックというジャンルを、メインストリームでやった、邦楽ロック史に残る、伝説のバンド。
(Official videoより)
僕は昔、2000年代初頭くらいに世界的な「ガレージロックリバイバル」というムーヴメントがあって、その時流に乗ったバンドなのかなと勘違いしていたけれど、彼らが大活躍していたのが90年代後半で、ムーヴメントが起こる前。
したがって世界に先駆け、改めてすげぇことやっていたバンドなんだと、よりリスペクトが強くなりました。
最近聴いているのが、1997年のシングル「バードメン」。
アルバム「Chicken Zombies」に収録されていて、攻撃的なドラミング、尖ったギター、動き回るベースに、ボーカルチバユウスケのがなるボーカル。
シンプルな曲のはずなのに、それがまた最高にカッコいいって本当すごい。
(Official videoより)
今はいつでも、どこでも寝られるけれど、3歳の頃はなかなか寝付けなくて、ずっと天井のシミを見つめていた。
それが、時々人の顔になることもあれば、キリンやゾウ、戦車に見えることもある。
真夜中の青森市街は静かで、次第に耳が冴え始め、フェリーの汽笛や、貨物列車の走る音が遠くから聞こえてくる。
近所に人気の焼き鳥居酒屋があって、飲み会が終わりタクシーを待っているのか、談笑してる笑い声が聞こえた。
「ダイジョウV!」
当時、アーノルド・シュワルツネッガーと宮沢りえが共演したアリナミンVの決め台詞を叫んでる男の声が聞こえ、ウルセェなーと思っていると、今度はラーメン屋台のチャルメラの音が聞こえて、条件反射でお腹が空く。
隣のリビングではまだ灯がついて、こっそりドアを開けるとパンチパーマの親父がビールを飲みながら、でん六ミックスを食っていた。
子供は寝るのが仕事だと早く寝かされ、自分達は夜を満喫し楽しんでいる。
大人はズルい。
お腹を鳴らしていると、おふくろが起きている俺に気づき、秘密だよと、おそばを作って食べさせてくれた。
さて、幼い頃は早く大人になりたいけれど、大人になると子供に戻りたい。
いいだけ大人になってしまった僕は、青森市街を歩くと、少年時代の頃の自分と重ねる。

新町通りを散歩するといつも寄るのが、老舗の書店「成田本店」。

通称「ナリホン」。

本や文具の販売のみならず、時に文化の発信地として、青森市民に長い間愛される、中心街のシンボル的存在。

明治41年(1908年)創業と、その歴史は古く、現在の場所にお店を構えたのは大正6年(1917年)なんだとか。
当時は湿地帯で、ほとんど人家がなかったというから驚きですね。
店内に入ると、無数の本に囲まれる、この空間が僕は大好きなのだ。
小学生の頃から、この成田本店に、毎週の様に入り浸っていた。
無数の人が書いた無数の世界が、これらの本の中に収められていると思うと、今でもワクワクする。
インターネットだと、自分の興味の範囲内で本を探すことになるけれど、こうして書店の本棚を回ると、自分とまるで縁がなかった分野の本とも出会い、そこに興味を持って世界が広がる。
書店員さんが書いたポップや、本のデザインを見て、見知らぬ作家に興味を持ったりするのが書店の醍醐味。


結局僕は、グラフ青森さんによる「青森の暮らし」、瀬尾まいこ氏著の「傑作はまだ」を購入。
全然今まで興味のなかった分野の本に出会い、そこから広がる世界のワクワク感は、小学校の頃から今も変わらない。
買ってきた本を読むことに夢中になって、実家で調理要員の僕は、メシを作るのが途端に面倒臭くなった(笑)。
したがって、親父とおふくろの大好物「焼き鳥」を買うことにした。
青森市は、焼きそばもそうだけれど、焼き鳥屋さんも異常に多い。
総務省の令和2年の家計調査では、青森県は焼き鳥の年間消費量が全国第1位。
したがって、その需要に見合うだけ、お店の数が多いのだ。
今回行ってきたのは、青森県内に5店舗ある「備長炭本格炭火焼とりさと」
青森市内に3店舗、野辺地町と弘前市にそれぞれ1店舗ある、焼き鳥の人気店です。
備長炭で焼いた香ばしい焼き鳥が大変人気で、青森市の友人の間でもファンが多い。

僕が行ってきたのは青森浜館店。

萬屋(よろずや)青森浜館店の敷地内にあります。
旗が「焼き鳥でありんす」と何故か花魁(おいらん)言葉になっていてジワる(笑)。

焼き鳥の値段は基本1本¥120で、ニンニクが付くと¥150、牛中落ちカルビは¥240。
店内から香ばしい備長炭と、焼かれた鶏肉、そして香ばしいタレの匂いが漂って、食欲をそそります。
ゾロゾロとお客さんが訪れては買っていく、根強い人気を感じさせますね。

実家に持ち帰り、陸奥八仙を飲みながら、晩御飯に家族と焼き鳥を頬張る。

タレは粘度があり、焼き鳥としっかり絡んでいて、本当青森の焼き鳥って、それぞれお店の数だけ個性があって面白いですね。

備長炭で焼かれたからか、スモーキーな香りが部屋中を漂い、お腹が鳴る。

まずねぎまを食べると、めちゃくちゃ美味い。
味付けは結構濃いめで、甘しょっぱいタレがしっかりと絡み、お酒やご飯が進みます。

そして、鶏肉は結構大きめで、鶏肉の旨さにびっくりする。
ジューシーな肉の旨味が口に広がり、タレの濃さにも負けず、肉自体の美味しさも、ものすごく感じる焼き鳥。

そして、白モツはプリプリと弾力があり、程よいモツ感を残しながらも、臭みはなく、脂の甘みも感じる美味しいモツ。

豚バラはスモーキーにカリカリと表面を焼かれていて、食べるとジューシー。

うずらの燻製は思いのほか、スモークの香りが凄まじい(笑)。
しかしながら食べると、ガツンと来る塩気とともに、スモークの燻した香りと、うずら自体の旨みが口内に広がりとても美味しい。
そのほか、皮、ぼんじり、つくねもとっても美味しいと家族が絶賛。
程よく陸奥八仙で酔っ払い、子供の頃憧れていた、大人の楽しみを、こうして今オジサンになって味わうことができる。
子供の頃の責任取らなくても良かった時代に、戻りたくなる時もあるけれど、実際戻りたいかと言えば、お酒が飲めなくなるのは正直ごめんだ(笑)。
変わりたくないと思う自分と、変わり続けたいと思う自分。
本に囲まれたいいつもの感覚と、まだ見ぬ新しい本との出会いを望む自分。
そして、いつもの焼き鳥屋さんに行きたい気持ちと、新しい焼き鳥屋さんを開拓したいと思う自分。
人はいつも、一つの感情のベクトルだけではなく、相反する感情の強弱で、動いているのだ。
ブログを続ける励みになります!!是非一票を!!クリックすると色んなブログに会えますよー
↓

にほんブログ村
こちらもクリックお願いします!!
↓

もう一つお願いします!!
↓

青森県 ブログランキングへ
ごく少数の限られたムーヴメントだった、ガレージロックというジャンルを、メインストリームでやった、邦楽ロック史に残る、伝説のバンド。
(Official videoより)
僕は昔、2000年代初頭くらいに世界的な「ガレージロックリバイバル」というムーヴメントがあって、その時流に乗ったバンドなのかなと勘違いしていたけれど、彼らが大活躍していたのが90年代後半で、ムーヴメントが起こる前。
したがって世界に先駆け、改めてすげぇことやっていたバンドなんだと、よりリスペクトが強くなりました。
最近聴いているのが、1997年のシングル「バードメン」。
アルバム「Chicken Zombies」に収録されていて、攻撃的なドラミング、尖ったギター、動き回るベースに、ボーカルチバユウスケのがなるボーカル。
シンプルな曲のはずなのに、それがまた最高にカッコいいって本当すごい。
(Official videoより)
今はいつでも、どこでも寝られるけれど、3歳の頃はなかなか寝付けなくて、ずっと天井のシミを見つめていた。
それが、時々人の顔になることもあれば、キリンやゾウ、戦車に見えることもある。
真夜中の青森市街は静かで、次第に耳が冴え始め、フェリーの汽笛や、貨物列車の走る音が遠くから聞こえてくる。
近所に人気の焼き鳥居酒屋があって、飲み会が終わりタクシーを待っているのか、談笑してる笑い声が聞こえた。
「ダイジョウV!」
当時、アーノルド・シュワルツネッガーと宮沢りえが共演したアリナミンVの決め台詞を叫んでる男の声が聞こえ、ウルセェなーと思っていると、今度はラーメン屋台のチャルメラの音が聞こえて、条件反射でお腹が空く。
隣のリビングではまだ灯がついて、こっそりドアを開けるとパンチパーマの親父がビールを飲みながら、でん六ミックスを食っていた。
子供は寝るのが仕事だと早く寝かされ、自分達は夜を満喫し楽しんでいる。
大人はズルい。
お腹を鳴らしていると、おふくろが起きている俺に気づき、秘密だよと、おそばを作って食べさせてくれた。
さて、幼い頃は早く大人になりたいけれど、大人になると子供に戻りたい。
いいだけ大人になってしまった僕は、青森市街を歩くと、少年時代の頃の自分と重ねる。

新町通りを散歩するといつも寄るのが、老舗の書店「成田本店」。

通称「ナリホン」。

本や文具の販売のみならず、時に文化の発信地として、青森市民に長い間愛される、中心街のシンボル的存在。

明治41年(1908年)創業と、その歴史は古く、現在の場所にお店を構えたのは大正6年(1917年)なんだとか。
当時は湿地帯で、ほとんど人家がなかったというから驚きですね。
店内に入ると、無数の本に囲まれる、この空間が僕は大好きなのだ。
小学生の頃から、この成田本店に、毎週の様に入り浸っていた。
無数の人が書いた無数の世界が、これらの本の中に収められていると思うと、今でもワクワクする。
インターネットだと、自分の興味の範囲内で本を探すことになるけれど、こうして書店の本棚を回ると、自分とまるで縁がなかった分野の本とも出会い、そこに興味を持って世界が広がる。
書店員さんが書いたポップや、本のデザインを見て、見知らぬ作家に興味を持ったりするのが書店の醍醐味。


結局僕は、グラフ青森さんによる「青森の暮らし」、瀬尾まいこ氏著の「傑作はまだ」を購入。
全然今まで興味のなかった分野の本に出会い、そこから広がる世界のワクワク感は、小学校の頃から今も変わらない。
買ってきた本を読むことに夢中になって、実家で調理要員の僕は、メシを作るのが途端に面倒臭くなった(笑)。
したがって、親父とおふくろの大好物「焼き鳥」を買うことにした。
青森市は、焼きそばもそうだけれど、焼き鳥屋さんも異常に多い。
総務省の令和2年の家計調査では、青森県は焼き鳥の年間消費量が全国第1位。
したがって、その需要に見合うだけ、お店の数が多いのだ。
今回行ってきたのは、青森県内に5店舗ある「備長炭本格炭火焼とりさと」
青森市内に3店舗、野辺地町と弘前市にそれぞれ1店舗ある、焼き鳥の人気店です。
備長炭で焼いた香ばしい焼き鳥が大変人気で、青森市の友人の間でもファンが多い。

僕が行ってきたのは青森浜館店。

萬屋(よろずや)青森浜館店の敷地内にあります。
旗が「焼き鳥でありんす」と何故か花魁(おいらん)言葉になっていてジワる(笑)。

焼き鳥の値段は基本1本¥120で、ニンニクが付くと¥150、牛中落ちカルビは¥240。
店内から香ばしい備長炭と、焼かれた鶏肉、そして香ばしいタレの匂いが漂って、食欲をそそります。
ゾロゾロとお客さんが訪れては買っていく、根強い人気を感じさせますね。

実家に持ち帰り、陸奥八仙を飲みながら、晩御飯に家族と焼き鳥を頬張る。

タレは粘度があり、焼き鳥としっかり絡んでいて、本当青森の焼き鳥って、それぞれお店の数だけ個性があって面白いですね。

備長炭で焼かれたからか、スモーキーな香りが部屋中を漂い、お腹が鳴る。

まずねぎまを食べると、めちゃくちゃ美味い。
味付けは結構濃いめで、甘しょっぱいタレがしっかりと絡み、お酒やご飯が進みます。

そして、鶏肉は結構大きめで、鶏肉の旨さにびっくりする。
ジューシーな肉の旨味が口に広がり、タレの濃さにも負けず、肉自体の美味しさも、ものすごく感じる焼き鳥。

そして、白モツはプリプリと弾力があり、程よいモツ感を残しながらも、臭みはなく、脂の甘みも感じる美味しいモツ。

豚バラはスモーキーにカリカリと表面を焼かれていて、食べるとジューシー。

うずらの燻製は思いのほか、スモークの香りが凄まじい(笑)。
しかしながら食べると、ガツンと来る塩気とともに、スモークの燻した香りと、うずら自体の旨みが口内に広がりとても美味しい。
そのほか、皮、ぼんじり、つくねもとっても美味しいと家族が絶賛。
程よく陸奥八仙で酔っ払い、子供の頃憧れていた、大人の楽しみを、こうして今オジサンになって味わうことができる。
子供の頃の責任取らなくても良かった時代に、戻りたくなる時もあるけれど、実際戻りたいかと言えば、お酒が飲めなくなるのは正直ごめんだ(笑)。
変わりたくないと思う自分と、変わり続けたいと思う自分。
本に囲まれたいいつもの感覚と、まだ見ぬ新しい本との出会いを望む自分。
そして、いつもの焼き鳥屋さんに行きたい気持ちと、新しい焼き鳥屋さんを開拓したいと思う自分。
人はいつも、一つの感情のベクトルだけではなく、相反する感情の強弱で、動いているのだ。
ブログを続ける励みになります!!是非一票を!!クリックすると色んなブログに会えますよー
↓

にほんブログ村
こちらもクリックお願いします!!
↓

もう一つお願いします!!
↓

青森県 ブログランキングへ
- 関連記事
-
- 青森県平川市 平川ねぷたまつりの前に、精肉も営む人気の焼き鳥屋さんへ行ってきたぜ。【meat soul】
- 青森県青森市 書を探しに、町へ出よう。そしてついでに、美味しい焼き鳥も食べよう。【とりさと青森・浜館店】
- 青森県十和田市~青森市 奥入瀬渓流の紅葉を観て、新城の人気店でやきとり買って、お家へ帰ろう。【やきとり屋福福】
- 青森県青森市 ロードバイクの後、罪悪感なしに美味しい焼き鳥を食いまくる。【焼きとりかしら】
- 青森県青森市 ディープスポット桜川地区を街ぶら。住宅街に紛れて美味しい焼き鳥屋さんが実は隠れているのです。【やきとり千葉】
スポンサーサイト