青森県青森市 その日一日油川まみれ(のはずだった・・・)【御食事処均ちゃん】
第二次世界大戦前後で活躍した「日本の喜劇王」と呼ばれた、「エノケン」こと榎本健一(1904- 1970)。
「下町のエノケン、丸の内のロッパ」と言われ、軽演劇において人気を二分した、コメディアンであり、俳優でもあり、また歌手でもあった超偉人。
そして、歌手としての彼の代表曲が「私の青空」。
アメリカのジャズの大ヒット曲「My Blue Heaven」に堀内敬三が日本語詞をつけたもの。
昭和3年(1928)に浅草オペラ出身の二村定一が歌い、戦後に榎本健一が歌って両方ともヒット。
この歌詞の「青空」とは、実際の青空ではなく、温かくて居心地のよい家や家庭を表しています。
榎本健一の公式音源はなかったので、僕のお気に入り、アメリカの人気シンガー、ノラ・ジョーンズが歌っている「My Blue Heaven」バージョンを紹介しておきます。
(Official audioより)
常に心地のいい生き方を探している柴T。
ドライブしてはまだ見ぬ楽園を探すけれど、結局は自分の実家が1番居心地がよい。
狭いながらも楽しい我が家。
そして、楽園を探す事が目的じゃなくて、楽園を探す過程が僕は好きなのかも知れない。
さて、3年前ロードバイクを再開し、その際好きになった青森市油川地区。
変わった地名ですが、民俗学の始祖と言われている、菅江真澄の記録では、鶴が子を産んだが、野火で焼かれて死に、後を追う様に鶴の両親が野火に突っ込み生き絶えたあと、その鶴から流れた油が、大浜の浜辺に流れ出て、やがて大浜は油川と言う様になったという伝説があるのだとか。
奥州街道や羽州街道の宿場町として栄え、青森市の中でも比較的歴史が古い地域。
今では、すっかり郊外のディープスポットになっていて、まこと寿司、うな久、酒肴処番屋など、隠れた名店がたくさん潜んでいる。

先日、ずっと読み損ねていた大好きな雑誌「季刊あおもりき」をようやく読んで、その中で油川出身の歌劇作家「菊谷栄」氏の特集をやっていた(もう冬季の新刊が出てるので、菊谷栄特集はバックナンバーですね)。
かの喜劇王エノケンの片腕の座付作家として、才能を発揮するも、招集令状が来て戦争に駆り出され、僅か35歳で生涯を閉じた夭折の天才。
三谷幸喜の傑作「笑の大学」のキャラのモチーフになったり、作家井上ひさしに影響を与えたり、名前は知らずとも、現代においても影響を与え続ける彼の特集を読んで、ますます彼が生まれた油川が好きになる。

そして、より油川に浸りたくなり、青森市油川が地名に出てくる現役青森公立大生が書く、傑作青春小説「チューニング」を3度目のリピート。

そして、今度は油川に行きたくなり、油川市民センターへと向かう。
市民センターは人気のイベント「油川ジャズフェスティバル」が毎年開催され、最早僕はイベントの常連。

市民センター入り口に入ると、毎年開催される、カカシロードの巨大カカシ達が顔を覗かせる。
間近で見ると妙な迫力があります(笑)。

そして、そこに併設する人気レストラン「とまとりあ」へ行こうとしたら、材料切れのため本日早めの閉店(笑)。

とまとりあはハンバーグがとても美味しいので、是非行ってみてください。

僕はガクリと肩を落とし、近くの人気の食堂「御食事処均ちゃん」へと向かう。
場所は国道280号沿い。
ココは地元で人気の、知る人ぞ知る食堂。
近所の常連さんで賑わう、隠れた名店です。

何を食べても美味しいうえ、ボリュームたっぷりで値段も安い。
店内はお昼前にもかかわらず、ほぼ満席。
皆がそれぞれ満遍なく違うものを頼んでいて、これは何を食べても美味しい証拠。

僕が頼んだのはミックスフライ定食¥850
ミックスフライが今時この値段で食べられるなんて、素晴らしい。

そしてやってきたのは、サクサクに揚がったイカ、エビ、トリのフライがタップリお皿に盛られたボリューム満点の定食。
衣は甘めの衣でサクサクと、揚げたての食感と共に、プリプリのエビとイカ、そしてしっとりとした鶏肉の食感と旨味が口の中で踊り、ソースのコクと相まって見事なハーモニーを奏でる。

これはご飯が進む。

そして皿の右側には、自家製のタルタルが添えてあって、そいつをつけて味変させ食べてみると、タルタルの程よい酸味とコクがまたたまらない。

小鉢には鮭の南蛮漬けが付いてきて、程よい酸味と、鮭の旨味がたまらない。
またご飯が進むじゃないか。
そして何気ないお味噌汁が最高に美味いのは、何を食べても美味しいお店だという証拠。

とっても美味しい定食でした。
隣のお客さんが頼んでいた、卵丼や、塩チャーシュー麺も美味しそう。
次来た時は、頼んでみようかな。
コレで油川コンプリートだぜと思っていたら、ココ均ちゃんは住所が「羽白沢田」(笑)。
結局コンプリートならず。
すごく大満足で、心が青空のように気分がいいけれど、まるで最後の最後に、ダルマの白目まで黒く塗りつぶしてしまったような感覚に陥る(笑)。
菊谷栄の文学碑が、油川の生家跡にあるらしく、雪が溶けたら行ってみたいですね。
未だ興味が尽きない、油川とその周辺。
僕の実家へと帰り、青森県の歴史を読んでみる。
油川には昔油川城なるものもあったらしい。
興味が尽きない油川、今度は僕、郷土史にハマりそうです。
私の青空、実家で楽園を夢見る柴T。
しかしながら、自分の実家が実は楽園だったなんて、実は薄々気が付いている。
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「下町のエノケン、丸の内のロッパ」と言われ、軽演劇において人気を二分した、コメディアンであり、俳優でもあり、また歌手でもあった超偉人。
そして、歌手としての彼の代表曲が「私の青空」。
アメリカのジャズの大ヒット曲「My Blue Heaven」に堀内敬三が日本語詞をつけたもの。
昭和3年(1928)に浅草オペラ出身の二村定一が歌い、戦後に榎本健一が歌って両方ともヒット。
この歌詞の「青空」とは、実際の青空ではなく、温かくて居心地のよい家や家庭を表しています。
榎本健一の公式音源はなかったので、僕のお気に入り、アメリカの人気シンガー、ノラ・ジョーンズが歌っている「My Blue Heaven」バージョンを紹介しておきます。
(Official audioより)
常に心地のいい生き方を探している柴T。
ドライブしてはまだ見ぬ楽園を探すけれど、結局は自分の実家が1番居心地がよい。
狭いながらも楽しい我が家。
そして、楽園を探す事が目的じゃなくて、楽園を探す過程が僕は好きなのかも知れない。
さて、3年前ロードバイクを再開し、その際好きになった青森市油川地区。
変わった地名ですが、民俗学の始祖と言われている、菅江真澄の記録では、鶴が子を産んだが、野火で焼かれて死に、後を追う様に鶴の両親が野火に突っ込み生き絶えたあと、その鶴から流れた油が、大浜の浜辺に流れ出て、やがて大浜は油川と言う様になったという伝説があるのだとか。
奥州街道や羽州街道の宿場町として栄え、青森市の中でも比較的歴史が古い地域。
今では、すっかり郊外のディープスポットになっていて、まこと寿司、うな久、酒肴処番屋など、隠れた名店がたくさん潜んでいる。

先日、ずっと読み損ねていた大好きな雑誌「季刊あおもりき」をようやく読んで、その中で油川出身の歌劇作家「菊谷栄」氏の特集をやっていた(もう冬季の新刊が出てるので、菊谷栄特集はバックナンバーですね)。
かの喜劇王エノケンの片腕の座付作家として、才能を発揮するも、招集令状が来て戦争に駆り出され、僅か35歳で生涯を閉じた夭折の天才。
三谷幸喜の傑作「笑の大学」のキャラのモチーフになったり、作家井上ひさしに影響を与えたり、名前は知らずとも、現代においても影響を与え続ける彼の特集を読んで、ますます彼が生まれた油川が好きになる。

そして、より油川に浸りたくなり、青森市油川が地名に出てくる現役青森公立大生が書く、傑作青春小説「チューニング」を3度目のリピート。

そして、今度は油川に行きたくなり、油川市民センターへと向かう。
市民センターは人気のイベント「油川ジャズフェスティバル」が毎年開催され、最早僕はイベントの常連。

市民センター入り口に入ると、毎年開催される、カカシロードの巨大カカシ達が顔を覗かせる。
間近で見ると妙な迫力があります(笑)。

そして、そこに併設する人気レストラン「とまとりあ」へ行こうとしたら、材料切れのため本日早めの閉店(笑)。

とまとりあはハンバーグがとても美味しいので、是非行ってみてください。

僕はガクリと肩を落とし、近くの人気の食堂「御食事処均ちゃん」へと向かう。
場所は国道280号沿い。
ココは地元で人気の、知る人ぞ知る食堂。
近所の常連さんで賑わう、隠れた名店です。

何を食べても美味しいうえ、ボリュームたっぷりで値段も安い。
店内はお昼前にもかかわらず、ほぼ満席。
皆がそれぞれ満遍なく違うものを頼んでいて、これは何を食べても美味しい証拠。

僕が頼んだのはミックスフライ定食¥850
ミックスフライが今時この値段で食べられるなんて、素晴らしい。

そしてやってきたのは、サクサクに揚がったイカ、エビ、トリのフライがタップリお皿に盛られたボリューム満点の定食。
衣は甘めの衣でサクサクと、揚げたての食感と共に、プリプリのエビとイカ、そしてしっとりとした鶏肉の食感と旨味が口の中で踊り、ソースのコクと相まって見事なハーモニーを奏でる。

これはご飯が進む。

そして皿の右側には、自家製のタルタルが添えてあって、そいつをつけて味変させ食べてみると、タルタルの程よい酸味とコクがまたたまらない。

小鉢には鮭の南蛮漬けが付いてきて、程よい酸味と、鮭の旨味がたまらない。
またご飯が進むじゃないか。
そして何気ないお味噌汁が最高に美味いのは、何を食べても美味しいお店だという証拠。

とっても美味しい定食でした。
隣のお客さんが頼んでいた、卵丼や、塩チャーシュー麺も美味しそう。
次来た時は、頼んでみようかな。
コレで油川コンプリートだぜと思っていたら、ココ均ちゃんは住所が「羽白沢田」(笑)。
結局コンプリートならず。
すごく大満足で、心が青空のように気分がいいけれど、まるで最後の最後に、ダルマの白目まで黒く塗りつぶしてしまったような感覚に陥る(笑)。
菊谷栄の文学碑が、油川の生家跡にあるらしく、雪が溶けたら行ってみたいですね。
未だ興味が尽きない、油川とその周辺。
僕の実家へと帰り、青森県の歴史を読んでみる。
油川には昔油川城なるものもあったらしい。
興味が尽きない油川、今度は僕、郷土史にハマりそうです。
私の青空、実家で楽園を夢見る柴T。
しかしながら、自分の実家が実は楽園だったなんて、実は薄々気が付いている。
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