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田舎の生活~Nothern life~

日々遊びながら青森の魅力を発信

 青森県むつ市 脇野沢にてタラの宴。【わきのさわ朝市真冬の鱈まつり】

僕が大好きな日本のロックバンド、くるり。

メンバーがやたら変わるけれど、ボーカル・ギターの岸田さんと、ベースの佐藤さんは相変わらず。

彼らを熱心に聴くようになったのは、2004年のシングル「ロックンロール」から。

ドライブミュージックに最適な名曲です。

(Official videoより)


そして、この真冬の時期、とても聴きたくなるのが、2011年のシングル「奇跡」。

「チオビタドリンク」のCMにも起用され、あの是枝 裕和監督の映画「奇跡」の主題歌にもなっている。

映画は、心が離れてしまった家族のきずなを取り戻そうと奮闘する、兄弟2人の物語で、とてもいい映画ですので、個人的にオススメしておきます(笑)。

(Official videoより)


「奇跡」と捉えるか、「当然」と捉えるか。

それは僕の受け止め方次第である。

耳が聞こえる当然、目が見える当然、太陽が東から登って西に沈む当然。

日々のルーティンを繰り返す日常を、当然の様に、なんの感謝も無くやり過ごす。

でも最近思うのは、当然って実は当然じゃないという事。

当然の様にいた親戚や友人が急に亡くなったり、最近青森市でも閉店するお店も多い。

新型コロナウイルスで、長らくねぶた祭りや田名部祭りなど、祭りやイベントも延期になっていた。

当然の有難さを最近、僕は痛感するのである。

さて、下北半島では今タラが豊漁なのだとか。

タラって子供の頃はそんなに好きな魚では無かったけれど、居酒屋でタラの昆布締めや、白子ポン酢を食べていくうちに、すっかり僕もタラのファンになってしまった。

この時期、居酒屋のメニューを見る際に、タラのメニューがないか無意識に目で追ってしまう自分がいた。

そんな下北半島のタラの聖地、むつ市脇野沢にて、楽しいイベントが先日開催された。

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その名も「わきのさわ朝市真冬の鱈祭り」。

2023年1月14日(土)に、午前10時から正午まで、脇野沢地域交流センターにて開催され、今回転勤で下北半島にやって来た友人を案内がてらドライブしてきました。

脇野沢は1700年代からタラ漁が盛んで、そんな長い伝統と歴史をもち、毎年冬の12~2月くらいになるとタラが産卵のため陸奥湾を回遊し、よく獲れるのだそう。

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どうやら今年度は豊漁らしく、イベントでは、脇野沢産マダラの販売が行われ、なんと、2匹で¥1000というあり得ない安さ。

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イベントは、市内外から多くのお客さんが訪れ賑わっていた。

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そして、10時半より鱈汁の無料振る舞いが行われ、コレがメチャクチャ美味い。

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地元のかっちゃが作る鱈汁は、アラからタラの旨味がしっかり溶け出ていて、しょっぱ過ぎず、しかしながら思いのほかコクもあり濃厚。

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熱々で、体が芯から温まる。

「何杯でもおかわりいいからねー」

そんな温かい言葉にも癒される。

そして、脇野沢のもう一つの名物と言ったら「焼き干し」。

脇野沢は外ヶ浜町平舘と並ぶ焼き干しの産地。

煮干しはその名のとおり、煮干しを煮て乾燥させるのですが、焼き干しは焼いて乾燥させており、旨味が凝縮されて、煮干しの3倍出汁が出ると言われています。

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そんな焼き干しを使った、焼き干しラーメン¥400も販売。

コチラも食べたのですが、香ばしい焼き干しの出汁が効いていて、とても美味しかった。

麺も焼き干しを練り込んでいるのか香ばしい。

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そのほかむつ市の名物「大湊sora空」や、「大湊海軍コロッケ」など、各種特産品も売っていて、実は僕の密かな目的は「よもぎ餅」。

よもぎ餅のブースでは、凄い勢いで餅が売れていく。

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青森県内各地には必ずと言っていい程、餅名人がおり、脇野沢にも宮本さんという達人がいて、今回念願かなって、宮本さんのよもぎ餅¥200を入手することが出来ました。

そして、そのよもぎ餅がものすごく美味しかった。

僕史上、三本の指に入るよもぎ餅。

餅はよもぎのパンチとともに、やや塩気が効いていて、その中のアンコがやたら美味い。

アンコの素朴な美味しさと、餅の塩気、よもぎの強いパンチの絶妙なバランス。

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美味しいって、バランスなんですね。

思わずその美味しさにウットリする僕。

むつ市街からも車で1時間程かかる、遠い地域にはこんなに面白い地域資源に溢れている。

友人も冬のタラの宴に満足してくれた様子。

タラの産地、脇野沢では、ずっと獲れたタラを味わえる場所がないと思っていたら、実は人気の民宿「栄屋」さんでは、美味しい旬のタラ料理を食べることができるのだとか。

すっかり僕は友人に観光指南するつもりで、得意げにしていたけれど、まだまだ下北半島には、僕の知らないことが山程ある。

当然の様に下北半島に住む僕。

同じことの繰り返しが続くと、そのありがたみに気づかないどころか、やがて他の視点で考える事が億劫になり、失ってようやく、その大切さに気づくのだ。

タラだって、かつて不漁続きで漁師が季節労働を余儀なくされた時期もあった。

そして、人口減少が近年著しい脇野沢。

このイベントで、僕が今脇野沢にいる事を「奇跡」と捉える。

友人が下北半島に転勤になる奇跡、こうして美味しい鱈汁にありつける奇跡、こうして僕が下北半島に就職した奇跡。

こういった奇跡の連続に自然と「ありがとう」という感謝が溢れる。

「ありがとう」は漢字にすると「有難う」。

「有る事が難しい」世界で生きるという奇跡。

そんな奇跡に僕は今、感謝が溢れてやまないのである。

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