青森県青森市 青森市街のディープな場所に超絶濃厚硫黄泉とチャーハン、そして名物味噌餃子。【さんない温泉】【ドサン子ラーメン】
当時の音楽シーンをガラリと変えたアメリカの伝説のロックバンド、ニルヴァーナ。
オルタナティブロック、またはグランジの先駆者として知られ、1991年のアルバム「Nevermind」は2013年までに全世界で3000万枚以上を売り上げています。
ハードロックとパンクを融合させた様なノイジーさに、キャッチーさを合わせたサウンド、そしてネガティブな歌詞は、既存のロックを破壊する「カウンターカルチャー」として世の人々に受け入れられ、「ハードロック」や「LAメタル」を終わらせたとも言われる程、音楽シーンに衝撃を与えました。
彼らの代表曲の一つが、「Nevermind」の一曲目「Smells Like Teen Spirit」。
イントロのカッティングが印象的で、ギター初心者にも優しい曲として有名ですね(笑)。
この曲はビルボードで6位を獲得し、多くの批評家からその年のベストシングルとして推挙されたものの、この成功がフロントマンのカート・コバーンの精神を蝕み、悲劇的な結末を迎えてしまうのです。
(Official videoより)
1990年代前半、僕が小学校低学年だった頃。
学校の校外学習で当時建設中だった城ヶ倉大橋を見に行った。
当時はこの大橋が、後に青森を代表する観光スポットになる事などつゆ知らず、僕ら生徒達は校外学習の目的を理解をしないまま、バスの移動中ずっと後ろの席のヤツらに僕はちょっかいを出されていた(笑)。
そして、隣の席のヤツは酔い止めを飲んだにも関わらず、顔が青ざめている。
バスが酸ヶ湯を通過した途端、窓の隙間から硫黄の匂いが染み出し、僕らはキャッキャと更に騒ぎ出す。
後ろのヤツが「柴T屁ーこいたべ!」と更にちょっかい出してくる。
隣の席のヤツは更にその匂いに青ざめて、唇まで変色していた。
卵の腐った様な硫黄臭は、青森市街に住む僕らには中々馴染みの無い臭いだった。
担任は「うるせー!」と声を張り上げ一喝した後、こう言っていたのをしっかりと憶えている。
「この臭いが、大人になればいい匂いと感じる日が来るんだよ!」
この言葉は、あんな苦いビールが大人になると美味しく感じると言われていた以上に、当時の僕には到底信じられない言葉だった(あ、子供の頃ビールが苦いと思ったのはビール煮が苦くて食べられなかったからですよw)。
時は過ぎ、オジサンになった柴T。
今の僕は、ビールが無くては生きていけないし(笑)、硫黄臭がする温泉も大好き。
本当に、当時の担任の言う通りになってしまった(笑)。
硫黄泉と言えば、秋田県湯沢市の泥湯温泉や、仙北市の乳頭温泉、大館市の日景温泉が大好きで、青森県も酸ヶ湯温泉や、下風呂温泉など、最早硫黄の匂いがするだけで涎が出る(笑)。
青森市街は、透明な単純泉や塩化物泉が多いのですが、実は三内霊園の近くに超絶濃厚な硫黄泉の流れる、知る人ぞ知る温泉が存在するのです。

その名も「さんない温泉 三内ヘルスセンター」。
三内丸山丸山遺跡から1.3km程。

鄙びた巨大温泉施設が現れる。
元々は食堂もあり、宿泊施設もあったんだとか。
外からダダ漏れする強烈な硫黄の匂い。
硫黄による成分の強さのせいか、壁に貼られたコインロッカーの案内の先にはすでに撤去されたロッカーの形跡がある。
そして浴室に入ると、濃厚な硫黄泉がドバドバと巨大な浴槽に豪快に掛け流しされている。
光の加減か、その硫黄泉が真緑に見えた(笑)。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)。
男女の浴室の仕切りの壁の上に設置された管からお湯が流れ、その成分の強さゆえ、壁が変色し溶けている部分もあり、まるで下北半島の幻の大間鉄道の様な、長崎の軍艦島の様な、戦時中の施設の様な物凄い光景。
浴槽の底は成分が強いせいか、結晶化してチクチクする。
一方で泉質はとても素晴らしい。
塩気、硫黄臭と硫化水素臭、若干のツルスベ感のあるいい温泉。
そんな熱くなく長湯もできる。
ただし成分が濃いので注意が必要。
こんな強烈な温泉が八甲田山の山の中では無く、こんな街中にあるのは奇跡ですね。
たまに濃厚ニンニク背脂マシマシが食べたくなる様に、何年に一回位は浸かりたくなる、いい温泉なのです。

さて、そんなディープな温泉に浸かった後、僕はコレまた青森市のディープな通り「旭町通り」へ。
青森が誇るソウルパン、工藤パンの本社工場や、昔ながらのお店が立ち並ぶ、レトロで中々に味のある通り。

旭町地下道と金沢小学校通りの間にあり、中々通ることはないですが、個人的に好きな通りの一つ。
そして、その通り沿いに、創業46年にもなる町中華の隠れた名店があるのです。
その名も「ドサン子ラーメン」さん。

付近の常連さんが多く、いつもお昼は混雑している。

メニューは全体的にリーズナブルで、今時中華そば¥550は安い。
ココの人気メニューは、中華そば、チャーハン、味噌餃子とレバニラ定食で全体的に爆盛り(笑)。
今回頼んだのはチャーハン¥650と、味噌餃子¥390
まずチャーハンは超モリモリ。

中華スープも付いてくる。

大盛りではなくレギュラーサイズでコレ(笑)。
大盛りにすると、茶碗3杯分くらい来るらしい(笑)。
シンプルながら、かまぼこ、ネギと卵の色で少しカラフルですね。
お米がコーティングされてツヤツヤしている。

食べてみると、しっかりと味が絡んでいて美味い。
パラっとしていて、チャーシューの塩味旨味が効いていて、僕は次から次へとレンゲを口に放り込むマシーンと化す。
そして、中華スープは中華そばのスープ。
昔懐かしい味わいで、実はこのお店で中華そばを味わった事がなかったのですが、とっても美味しいのだろうと容易に想像できる。
そして、僕が大好きなのがこの味噌餃子。

6個で¥390はお得です。
やって来た時点で味噌は付いていないですが、卓上にある特製味噌ダレをかけるのです。

コレがまた中毒性のある美味しさ。
餃子自体はニンニクのパンチが効いていて、スタミナがつきそうですね。
具材が細かく刻まれ、中の餡は滑らか。
タレを付けなくても十分最高な餃子。
そこにかける味噌ダレはコクがありながらもさっぱりしていて、餃子と相性抜群。
美味しさが倍増し、思わず悶絶。

その美味しい餃子をチャーハンにバウンドさせ、食べる幸せ。
ボリューム満点で美味しい、チャーハンと餃子に大満足の柴Tでした。

実は以前、友人と行ったことがあって、友人が頼んだ人気メニュー、レバニラ定食¥980のボリュームがヤバかった。

コレで普通盛りだなんて(笑)。
帰り際、次から次へと常連さんがやって来て満席に。
本当、地元に愛されるいいお店なんですね。
温泉に浸かった後、中華を食べても硫黄の匂いが消えない柴T。
その上、硫黄にニンニクの匂いが更にプラスされる。
多分コレからロードバイクを漕いでビールが飲みたくなり、アルコールの匂いも纏うに違いない。
幼い頃は苦手だった匂いも、オジサンになった今の僕にとっては幸せの匂い。
もう10代の頃の匂いなんて欠片も無いけれど、オジサンにはオジサンの楽しみがあるのだ。
やがて、後10年後には華麗な臭いもしだすに違いない(笑)。
背伸びせず、若作りせず、自分の変化を楽しむ様な、良い年の取り方をしたいですね。
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オルタナティブロック、またはグランジの先駆者として知られ、1991年のアルバム「Nevermind」は2013年までに全世界で3000万枚以上を売り上げています。
ハードロックとパンクを融合させた様なノイジーさに、キャッチーさを合わせたサウンド、そしてネガティブな歌詞は、既存のロックを破壊する「カウンターカルチャー」として世の人々に受け入れられ、「ハードロック」や「LAメタル」を終わらせたとも言われる程、音楽シーンに衝撃を与えました。
彼らの代表曲の一つが、「Nevermind」の一曲目「Smells Like Teen Spirit」。
イントロのカッティングが印象的で、ギター初心者にも優しい曲として有名ですね(笑)。
この曲はビルボードで6位を獲得し、多くの批評家からその年のベストシングルとして推挙されたものの、この成功がフロントマンのカート・コバーンの精神を蝕み、悲劇的な結末を迎えてしまうのです。
(Official videoより)
1990年代前半、僕が小学校低学年だった頃。
学校の校外学習で当時建設中だった城ヶ倉大橋を見に行った。
当時はこの大橋が、後に青森を代表する観光スポットになる事などつゆ知らず、僕ら生徒達は校外学習の目的を理解をしないまま、バスの移動中ずっと後ろの席のヤツらに僕はちょっかいを出されていた(笑)。
そして、隣の席のヤツは酔い止めを飲んだにも関わらず、顔が青ざめている。
バスが酸ヶ湯を通過した途端、窓の隙間から硫黄の匂いが染み出し、僕らはキャッキャと更に騒ぎ出す。
後ろのヤツが「柴T屁ーこいたべ!」と更にちょっかい出してくる。
隣の席のヤツは更にその匂いに青ざめて、唇まで変色していた。
卵の腐った様な硫黄臭は、青森市街に住む僕らには中々馴染みの無い臭いだった。
担任は「うるせー!」と声を張り上げ一喝した後、こう言っていたのをしっかりと憶えている。
「この臭いが、大人になればいい匂いと感じる日が来るんだよ!」
この言葉は、あんな苦いビールが大人になると美味しく感じると言われていた以上に、当時の僕には到底信じられない言葉だった(あ、子供の頃ビールが苦いと思ったのはビール煮が苦くて食べられなかったからですよw)。
時は過ぎ、オジサンになった柴T。
今の僕は、ビールが無くては生きていけないし(笑)、硫黄臭がする温泉も大好き。
本当に、当時の担任の言う通りになってしまった(笑)。
硫黄泉と言えば、秋田県湯沢市の泥湯温泉や、仙北市の乳頭温泉、大館市の日景温泉が大好きで、青森県も酸ヶ湯温泉や、下風呂温泉など、最早硫黄の匂いがするだけで涎が出る(笑)。
青森市街は、透明な単純泉や塩化物泉が多いのですが、実は三内霊園の近くに超絶濃厚な硫黄泉の流れる、知る人ぞ知る温泉が存在するのです。

その名も「さんない温泉 三内ヘルスセンター」。
三内丸山丸山遺跡から1.3km程。

鄙びた巨大温泉施設が現れる。
元々は食堂もあり、宿泊施設もあったんだとか。
外からダダ漏れする強烈な硫黄の匂い。
硫黄による成分の強さのせいか、壁に貼られたコインロッカーの案内の先にはすでに撤去されたロッカーの形跡がある。
そして浴室に入ると、濃厚な硫黄泉がドバドバと巨大な浴槽に豪快に掛け流しされている。
光の加減か、その硫黄泉が真緑に見えた(笑)。
泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)。
男女の浴室の仕切りの壁の上に設置された管からお湯が流れ、その成分の強さゆえ、壁が変色し溶けている部分もあり、まるで下北半島の幻の大間鉄道の様な、長崎の軍艦島の様な、戦時中の施設の様な物凄い光景。
浴槽の底は成分が強いせいか、結晶化してチクチクする。
一方で泉質はとても素晴らしい。
塩気、硫黄臭と硫化水素臭、若干のツルスベ感のあるいい温泉。
そんな熱くなく長湯もできる。
ただし成分が濃いので注意が必要。
こんな強烈な温泉が八甲田山の山の中では無く、こんな街中にあるのは奇跡ですね。
たまに濃厚ニンニク背脂マシマシが食べたくなる様に、何年に一回位は浸かりたくなる、いい温泉なのです。

さて、そんなディープな温泉に浸かった後、僕はコレまた青森市のディープな通り「旭町通り」へ。
青森が誇るソウルパン、工藤パンの本社工場や、昔ながらのお店が立ち並ぶ、レトロで中々に味のある通り。

旭町地下道と金沢小学校通りの間にあり、中々通ることはないですが、個人的に好きな通りの一つ。
そして、その通り沿いに、創業46年にもなる町中華の隠れた名店があるのです。
その名も「ドサン子ラーメン」さん。

付近の常連さんが多く、いつもお昼は混雑している。

メニューは全体的にリーズナブルで、今時中華そば¥550は安い。
ココの人気メニューは、中華そば、チャーハン、味噌餃子とレバニラ定食で全体的に爆盛り(笑)。
今回頼んだのはチャーハン¥650と、味噌餃子¥390
まずチャーハンは超モリモリ。

中華スープも付いてくる。

大盛りではなくレギュラーサイズでコレ(笑)。
大盛りにすると、茶碗3杯分くらい来るらしい(笑)。
シンプルながら、かまぼこ、ネギと卵の色で少しカラフルですね。
お米がコーティングされてツヤツヤしている。

食べてみると、しっかりと味が絡んでいて美味い。
パラっとしていて、チャーシューの塩味旨味が効いていて、僕は次から次へとレンゲを口に放り込むマシーンと化す。
そして、中華スープは中華そばのスープ。
昔懐かしい味わいで、実はこのお店で中華そばを味わった事がなかったのですが、とっても美味しいのだろうと容易に想像できる。
そして、僕が大好きなのがこの味噌餃子。

6個で¥390はお得です。
やって来た時点で味噌は付いていないですが、卓上にある特製味噌ダレをかけるのです。

コレがまた中毒性のある美味しさ。
餃子自体はニンニクのパンチが効いていて、スタミナがつきそうですね。
具材が細かく刻まれ、中の餡は滑らか。
タレを付けなくても十分最高な餃子。
そこにかける味噌ダレはコクがありながらもさっぱりしていて、餃子と相性抜群。
美味しさが倍増し、思わず悶絶。

その美味しい餃子をチャーハンにバウンドさせ、食べる幸せ。
ボリューム満点で美味しい、チャーハンと餃子に大満足の柴Tでした。

実は以前、友人と行ったことがあって、友人が頼んだ人気メニュー、レバニラ定食¥980のボリュームがヤバかった。

コレで普通盛りだなんて(笑)。
帰り際、次から次へと常連さんがやって来て満席に。
本当、地元に愛されるいいお店なんですね。
温泉に浸かった後、中華を食べても硫黄の匂いが消えない柴T。
その上、硫黄にニンニクの匂いが更にプラスされる。
多分コレからロードバイクを漕いでビールが飲みたくなり、アルコールの匂いも纏うに違いない。
幼い頃は苦手だった匂いも、オジサンになった今の僕にとっては幸せの匂い。
もう10代の頃の匂いなんて欠片も無いけれど、オジサンにはオジサンの楽しみがあるのだ。
やがて、後10年後には華麗な臭いもしだすに違いない(笑)。
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