青森県黒石市 こみせ通り近くの創作料理の人気店で、美味しい「世界一天ざる」なるものを食べて来た。【創作料理蔵よし】
僕の大好きなアーティスト、山下達郎。
1ヶ月に3回くらいはドライブミュージックに彼の曲を聴きたくなるのだけれど、ご存知の通り、サブスクで彼の曲を聴くことはできない。
山下氏自身、サブスク解禁は「おそらく死ぬまでやらない」と言っていた。
CDラジカセを排除した(iPhoneに繋いで音楽は聴ける)僕の車で、彼の音楽を聴くことはできず、せめて他のアーティストによる、彼のカバー曲を聴いている(笑)。
僕が最近気に入っているのが、日本のアーティストNulbarichによるカバー「MAGIC WAY」。
山下氏が1984年に発表したアルバム「BIG WAVE」の収録曲ですね。
ミュートしたギターのリフが軽快な名カバーで、オリジナルよりも軽快。
晴れた秋空の下、ドライブしながら聴いたら最高ですね。
(Official videoより)
「新鮮な感動」って僕は2種類あると思っている。
一つ目が初めて絶景を見た時の右脳的感動。
そして2つ目が知識を得ることで得られる左脳的感動。
前者は初めての一回しか得られないけれど、後者は見慣れた風景も、知識を得ることで何度でも新たな感動を得られる。
普段歩き慣れた、青森市新町通りも、アウガの地下で朝早くから営業しているカレーが美味しい食堂があったり、車止めの土偶が季節によって装いを変える。
知れば知るほど、新鮮な感動が湧き、愛着が湧いて、青森に住む楽しさをひしひしと感じるのだ。
さて、先日仲良しのおふくろと買い物がてら、黒石市へやって来た柴T。


黒石市こみせ通りを散歩する。


伝統的建造物とアーケードが、黒石藩のあった時代から今もそのまま現存する、全国的にも珍しい通り。



僕がこみせ通りを初めて通ったのが5歳の頃。

今は亡き、八戸の叔母に連れて行ってもらい、まだよちよち歩きの妹ともに黒石を旅した、最古の黒石の記憶。

こみせ通りを通った際、幼いながらも急に時代が切り替ったような不思議な感覚がして、食い入る様にその風景をじっと眺めていた。
たどり着いた先が黒石市の親戚の家。
柴T家の母方のルーツが実は黒石市。
母方の十和田の祖父母が実は黒石市出身だったのだ。
親戚の家には古い日本刀や鎧が飾ってあって、お昼は出前でラーメンを頼んで食べた気がする(もしかしたら今は無き百年食堂、長崎屋のラーメンだったかも知れない)。
アレから30年以上経ち、もうこの道も行き慣れてしまった。
歴史的価値は知ってはいるけれど、もう5歳の頃の様な直感的感動は薄れている。
しかしながら、黒石市生まれのウチのおふくろが、面白そうな情報をぶっ込んで来た。
なんと、こみせ通り付近に「世界一天ざる」を標榜する、とっても面白いお店があると言うのだ。

場所はこみせ通りから歩いてすぐにある「創作料理蔵よし」。

170年以上も前の、江戸時代の蔵を店舗として活用した、創業40年の人気の老舗である。
店内は柱や天井に歴史を感じ、江戸時代の蔵でランチを食べるというシュチュエーションに僕はワクワクした。
そんな歴史を感じさせながらも、店内はフリーWiFi完備。
お昼時には多くのお客さんが訪れ、女将さんや若い従業員のお姉さんが忙しそうにしていた。
メニューは、お寿司や海鮮丼、おそばにトンカツや、B級グルメの黒石つゆ焼きそばに至るまで幅広く、黒石で働く友人曰く、穴が無いくらいにみんな美味しいらしい。
これぞ長年続く老舗の魔法。
おふくろに教えてもらった通り、ココの一番人気が「世界一天ざる」¥1730
このメニューが誕生したのが1985年。
黒石青年会議所創立30周年記念事業として、御幸公園内に「世界一のねぷた」 と 「世界一の太鼓」が制作され、商工会メンバーであった店主により、祭り期間限定の協賛メニューとしてこの「世界一天ざる」が生まれた。
祭りが終わっても、その人気が冷めやらず、お客さんからの続けて欲しいという要望により、今もなお全国から来るお客さんの3割が頼む人気メニューに。

そして、これが世界一天ざる。
ものすごいボリュームでカオス(笑)。
ざるそばと天ぷらだけでなく、お寿司にお吸い物、茶碗蒸しに、タケノコの土佐煮、そして生卵がつく大迫力のセットメニューになっています。
生卵は、麺つゆに加えてそばと絡めて食べるらしい。

食後はコーヒーか抹茶アイスのどちらかを選べる。
そして、このセットはボリュームだけでなく、味も抜群に美味いのである。

天ぷらはサクサクで美味しい。

そばは喉越しの良い二八で、麺ツユはカツオの風味香る美味しいツユ。
浸けて食べると幸せ。

そして、生卵を加えることにより味がまろやかになる。

お寿司はマグロの旨味がしっかりと熟成されている。
なんとこのお店は、冷凍マグロを使用してないのだとか。
だからこんなに美味しいのか。
何気ないタケノコの土佐煮ですら、さっぱりとした甘さに鰹節の香ばしさが口の中に広がり、たまらなく美味い。
見た目やボリュームだけでなく、味も世界一の天ざるでした(笑)。

そしてこのお店、蔵よし冷麺¥980もメチャクチャ美味いと評判。
アッサリながらも、牛骨スープがとっても後引く美味しさ。

具はコチュジャン、牛肉、キュウリの漬物に、魚粉の様なものがトッピング。
麺の量がとっても多く、ボリューム満点で、コチュジャンを溶かすと、コクと辛味が増し、よりクセになる美味しさに変化する。

そして、牛肉の甘辛さと、キュウリの漬物の酸味、魚粉の香ばしさを麺とスープに絡めることにより、いろんな味の変化を楽しむことができます。

あともう一つの名物、いがめんち¥480も美味しい。
メニュー名も訛っている(笑)。
普段食べるイカメンチとは違い、柔らかくフワフワで、ずっと固めのイカメンチばかり食べていたので、こんな食感は新鮮ですね。
とっても美味しい、素敵なお店でした。
大満足で会計を済ませると、女将さんから何故か箸までもらうサービスの良さ(笑)。
絶対また来ます。
30年以上前から、既に行き慣れている黒石市こみせ通り。
見慣れた町から、僕は新たな感動なんて生まれないと思っていた。
けれども、新たにいいお店を知った途端、こみせ通りが新鮮に思えてくるから不思議だ。
僕にとっての「MAGIC WAY」。
視点を変えたり、深掘りすると、見慣れたものからでも、新鮮な感動がいくらでも湧いてくる。
飽きっぽい僕だけれど、このブログを通じ、勉強することによって無限に青森を楽しめる。
僕はずっと、ほぼ永遠に、青森に感動し続けるのだろう。
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1ヶ月に3回くらいはドライブミュージックに彼の曲を聴きたくなるのだけれど、ご存知の通り、サブスクで彼の曲を聴くことはできない。
山下氏自身、サブスク解禁は「おそらく死ぬまでやらない」と言っていた。
CDラジカセを排除した(iPhoneに繋いで音楽は聴ける)僕の車で、彼の音楽を聴くことはできず、せめて他のアーティストによる、彼のカバー曲を聴いている(笑)。
僕が最近気に入っているのが、日本のアーティストNulbarichによるカバー「MAGIC WAY」。
山下氏が1984年に発表したアルバム「BIG WAVE」の収録曲ですね。
ミュートしたギターのリフが軽快な名カバーで、オリジナルよりも軽快。
晴れた秋空の下、ドライブしながら聴いたら最高ですね。
(Official videoより)
「新鮮な感動」って僕は2種類あると思っている。
一つ目が初めて絶景を見た時の右脳的感動。
そして2つ目が知識を得ることで得られる左脳的感動。
前者は初めての一回しか得られないけれど、後者は見慣れた風景も、知識を得ることで何度でも新たな感動を得られる。
普段歩き慣れた、青森市新町通りも、アウガの地下で朝早くから営業しているカレーが美味しい食堂があったり、車止めの土偶が季節によって装いを変える。
知れば知るほど、新鮮な感動が湧き、愛着が湧いて、青森に住む楽しさをひしひしと感じるのだ。
さて、先日仲良しのおふくろと買い物がてら、黒石市へやって来た柴T。


黒石市こみせ通りを散歩する。


伝統的建造物とアーケードが、黒石藩のあった時代から今もそのまま現存する、全国的にも珍しい通り。



僕がこみせ通りを初めて通ったのが5歳の頃。

今は亡き、八戸の叔母に連れて行ってもらい、まだよちよち歩きの妹ともに黒石を旅した、最古の黒石の記憶。

こみせ通りを通った際、幼いながらも急に時代が切り替ったような不思議な感覚がして、食い入る様にその風景をじっと眺めていた。
たどり着いた先が黒石市の親戚の家。
柴T家の母方のルーツが実は黒石市。
母方の十和田の祖父母が実は黒石市出身だったのだ。
親戚の家には古い日本刀や鎧が飾ってあって、お昼は出前でラーメンを頼んで食べた気がする(もしかしたら今は無き百年食堂、長崎屋のラーメンだったかも知れない)。
アレから30年以上経ち、もうこの道も行き慣れてしまった。
歴史的価値は知ってはいるけれど、もう5歳の頃の様な直感的感動は薄れている。
しかしながら、黒石市生まれのウチのおふくろが、面白そうな情報をぶっ込んで来た。
なんと、こみせ通り付近に「世界一天ざる」を標榜する、とっても面白いお店があると言うのだ。

場所はこみせ通りから歩いてすぐにある「創作料理蔵よし」。

170年以上も前の、江戸時代の蔵を店舗として活用した、創業40年の人気の老舗である。
店内は柱や天井に歴史を感じ、江戸時代の蔵でランチを食べるというシュチュエーションに僕はワクワクした。
そんな歴史を感じさせながらも、店内はフリーWiFi完備。
お昼時には多くのお客さんが訪れ、女将さんや若い従業員のお姉さんが忙しそうにしていた。
メニューは、お寿司や海鮮丼、おそばにトンカツや、B級グルメの黒石つゆ焼きそばに至るまで幅広く、黒石で働く友人曰く、穴が無いくらいにみんな美味しいらしい。
これぞ長年続く老舗の魔法。
おふくろに教えてもらった通り、ココの一番人気が「世界一天ざる」¥1730
このメニューが誕生したのが1985年。
黒石青年会議所創立30周年記念事業として、御幸公園内に「世界一のねぷた」 と 「世界一の太鼓」が制作され、商工会メンバーであった店主により、祭り期間限定の協賛メニューとしてこの「世界一天ざる」が生まれた。
祭りが終わっても、その人気が冷めやらず、お客さんからの続けて欲しいという要望により、今もなお全国から来るお客さんの3割が頼む人気メニューに。

そして、これが世界一天ざる。
ものすごいボリュームでカオス(笑)。
ざるそばと天ぷらだけでなく、お寿司にお吸い物、茶碗蒸しに、タケノコの土佐煮、そして生卵がつく大迫力のセットメニューになっています。
生卵は、麺つゆに加えてそばと絡めて食べるらしい。

食後はコーヒーか抹茶アイスのどちらかを選べる。
そして、このセットはボリュームだけでなく、味も抜群に美味いのである。

天ぷらはサクサクで美味しい。

そばは喉越しの良い二八で、麺ツユはカツオの風味香る美味しいツユ。
浸けて食べると幸せ。

そして、生卵を加えることにより味がまろやかになる。

お寿司はマグロの旨味がしっかりと熟成されている。
なんとこのお店は、冷凍マグロを使用してないのだとか。
だからこんなに美味しいのか。
何気ないタケノコの土佐煮ですら、さっぱりとした甘さに鰹節の香ばしさが口の中に広がり、たまらなく美味い。
見た目やボリュームだけでなく、味も世界一の天ざるでした(笑)。

そしてこのお店、蔵よし冷麺¥980もメチャクチャ美味いと評判。
アッサリながらも、牛骨スープがとっても後引く美味しさ。

具はコチュジャン、牛肉、キュウリの漬物に、魚粉の様なものがトッピング。
麺の量がとっても多く、ボリューム満点で、コチュジャンを溶かすと、コクと辛味が増し、よりクセになる美味しさに変化する。

そして、牛肉の甘辛さと、キュウリの漬物の酸味、魚粉の香ばしさを麺とスープに絡めることにより、いろんな味の変化を楽しむことができます。

あともう一つの名物、いがめんち¥480も美味しい。
メニュー名も訛っている(笑)。
普段食べるイカメンチとは違い、柔らかくフワフワで、ずっと固めのイカメンチばかり食べていたので、こんな食感は新鮮ですね。
とっても美味しい、素敵なお店でした。
大満足で会計を済ませると、女将さんから何故か箸までもらうサービスの良さ(笑)。
絶対また来ます。
30年以上前から、既に行き慣れている黒石市こみせ通り。
見慣れた町から、僕は新たな感動なんて生まれないと思っていた。
けれども、新たにいいお店を知った途端、こみせ通りが新鮮に思えてくるから不思議だ。
僕にとっての「MAGIC WAY」。
視点を変えたり、深掘りすると、見慣れたものからでも、新鮮な感動がいくらでも湧いてくる。
飽きっぽい僕だけれど、このブログを通じ、勉強することによって無限に青森を楽しめる。
僕はずっと、ほぼ永遠に、青森に感動し続けるのだろう。
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