青森県青森市 青森市内を散歩がてら、朝に食べた大角玉子丼は、じんわり染み入る優しい味。【食事処おさない】
サンフランシスコを本拠地として活動した、アメリカのバンド、スライ&ザ・ファミリー・ストーン。
様々な人種の混成バンドで、1967年 から活動し、多様性の草分けといったところでしょうか。
1969年に伝説のライブ、ウッドストックにも出演しています。
僕の大好きな曲が、1969年のアルバム「Stand!」に収録されている「Everyday People」と言う曲。
全米シングルチャート2週連続1位を獲得した曲で、歌詞の「Different strokes for different folks」と言うフレーズが大変有名。
かのモハメド・アリもこのフレーズを使っていて、「それぞれの民族がいて、それぞれのやり方がある」的な意味でしょうか。
大変聴き心地が良いですが、メッセージ性も兼ね備えた大名曲です。
因みにベーシストのラリー・グラハムは、スラップ奏法を開発したと言われる伝説のベーシスト。
(Official videoより)
函館高専時代、卒業間際に車椅子の友人ができた。
当時付き合っていた、年上の彼女の患者さんで、音楽の話で意気投合。
10代前半の中学生のクセに、前述のスライ&ザ・ファミリー・ストーンを知っていた。
七重浜付近で夕焼けを見ながら、彼が言った言葉が
「ハンデを持った奴って、皆んなが皆んな頑張りたい訳じゃないんだぜ。」
ハンデを乗り越えて、富士山登ったり、100m泳いだり、フィジカルの壁を越えたい訳ではなく、ハンデは所詮ハンデでしかない。
その事実は変えられないけれど、頑張らず、無理しなくても見方を変えれば、いくらでも人生は楽しい。
音楽があれば、歩けないというハンデを僕は忘れるとも言っていた。
普段見れない海を見せてやろうと、勝手に思って連れてった自分が恥ずかしく思えた。
僕らは海を忘れ、また音楽の話をし出すのである。
時は過ぎ、青森県に戻って来た僕。
車椅子の友人は、僕が高専を卒業してから交流はなく、電話番号も忘れてしまって連絡を取る手段はもうない。
週末、青森市へ帰ってきた柴T。


恒例の青森市街の早朝散歩をする。

季節は夏と秋の隙間。


まだまだ残暑が厳しいけれど、夜は結構冷え冷えとし、迂闊に窓を開けっぱなしにして寝ると風邪をひきそうになる。
やがて、服装に迷う時期がやって来る。

新町通りの土偶たちも、自分達の方向性に迷いが生じているようだ(笑)。

いつも笑顔に狂気を感じるニコニコ通り。

たまにノビているヤツもいる。


それでも、多くのお客さんが戻ってきて、お店の人と笑顔で立ち話をし買い物をしている。
青森駅前まで歩くと美味しそうな香りが漂う。

朝から営業している、人気店「食事処おさない」はすでに朝からお客さんで賑わっていた。

朝8時からの営業。
1953年創業の老舗で、「けの汁」等津軽の郷土料理が食べられる貴重な大衆食堂である。
結構、芸能人が訪れることでも有名で、大学生の頃、ケミストリーのコンサートに行った際、川畑さんがMCで「納豆定食食べてきたぜ」とか言っていた(笑)。
「ホタテのおいしい店」と書かれているとおり、ホタテ系の定食も人気で、貝焼き味噌などの郷土料理ももちろん美味しいけれど、焼肉定食、うなとろ丼、そば、カレーライス、煮干しラーメンなど、地元の人が通う大衆食堂的メニューも充実している。

そして¥500と、リーズナブルなワンコインの定食もあり、僕は個人的に大角玉子丼¥500をオススメしたい。

大角とは「大角天」の事で、薩摩揚げを薄く、大きく、四角く仕上げたもの。
津軽地方では練り物を揚げると天ぷらと言っていた事から「大きい、四角い、天ぷら」という意味で「大角天」と名付けられたのだとか。
青森市内で最も古い創業明治三六年の「カネセ高橋かまぼこ店」で開発され、最早、青森生姜味噌おでんに欠かせない具材となりました。

そんな大角天に卵を閉じたシンプルな丼。
ところがコレ、メチャクチャ美味いのです。
僕は大角天のポテンシャルを甘く見ていた。
一口サイズに切られた大角天は、しっかりとツユが沁みていて、濃いめの味付けでご飯がススム。
一つ摘んで口に放り込んだだけで、ご飯がかなりの量削り取られる。
フワフワと柔らかく、噛む事でジュワッとツユが染み出し、幸せな感覚が訪れる。
そこに卵が加わることにより、大角天にコクとツヤが生まれ、一気に味が華やかになる。
こんなに大角天って美味かったのか。

そういえば生姜味噌おでん、よくおふくろと大角天の取り合いになったな(笑)。
めちゃくちゃ美味しかった大角玉子丼。
コレで小鉢、お新香、味噌汁が付いて¥500だなんて信じられない。
なお、9月1日より価格改定により¥550円になる模様。
朝から幸せな気分になれた幸福な朝食。
コレで朝から充実した気分になる。
お店には朝食に、観光客や地元の人、若いカップルや老夫婦、色んな「Everyday People」が訪れていた。
色んな人が、色んなことを考え、それぞれの好きなメニューを頼むため、この食堂に集まる。
そんなことを考えていたら、函館の車椅子の友人をふと思い出す。
「皆んなが皆んな頑張りたい訳じゃないんだぜ」。
どこに自分の価値を置くか。
プライベートや誰かを犠牲にしてまで、頑張りたいと思わないし、自分を証明したいと思わない。
誰かを大切にするため、余暇を確保するため、僕は頑張るのだ。
趣味であるこのブログもそう。
このブログは週休2日制。
余暇は家族の買い物に付き合わされる(笑)。
頑張れば頑張る程扱いが酷くなる世の中、頑張る事ってなんだろうと度々思う。
いろんな考えを持つ人にとって、ストレスにならない社会になったらいいなと思うのだ。
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様々な人種の混成バンドで、1967年 から活動し、多様性の草分けといったところでしょうか。
1969年に伝説のライブ、ウッドストックにも出演しています。
僕の大好きな曲が、1969年のアルバム「Stand!」に収録されている「Everyday People」と言う曲。
全米シングルチャート2週連続1位を獲得した曲で、歌詞の「Different strokes for different folks」と言うフレーズが大変有名。
かのモハメド・アリもこのフレーズを使っていて、「それぞれの民族がいて、それぞれのやり方がある」的な意味でしょうか。
大変聴き心地が良いですが、メッセージ性も兼ね備えた大名曲です。
因みにベーシストのラリー・グラハムは、スラップ奏法を開発したと言われる伝説のベーシスト。
(Official videoより)
函館高専時代、卒業間際に車椅子の友人ができた。
当時付き合っていた、年上の彼女の患者さんで、音楽の話で意気投合。
10代前半の中学生のクセに、前述のスライ&ザ・ファミリー・ストーンを知っていた。
七重浜付近で夕焼けを見ながら、彼が言った言葉が
「ハンデを持った奴って、皆んなが皆んな頑張りたい訳じゃないんだぜ。」
ハンデを乗り越えて、富士山登ったり、100m泳いだり、フィジカルの壁を越えたい訳ではなく、ハンデは所詮ハンデでしかない。
その事実は変えられないけれど、頑張らず、無理しなくても見方を変えれば、いくらでも人生は楽しい。
音楽があれば、歩けないというハンデを僕は忘れるとも言っていた。
普段見れない海を見せてやろうと、勝手に思って連れてった自分が恥ずかしく思えた。
僕らは海を忘れ、また音楽の話をし出すのである。
時は過ぎ、青森県に戻って来た僕。
車椅子の友人は、僕が高専を卒業してから交流はなく、電話番号も忘れてしまって連絡を取る手段はもうない。
週末、青森市へ帰ってきた柴T。


恒例の青森市街の早朝散歩をする。

季節は夏と秋の隙間。


まだまだ残暑が厳しいけれど、夜は結構冷え冷えとし、迂闊に窓を開けっぱなしにして寝ると風邪をひきそうになる。
やがて、服装に迷う時期がやって来る。

新町通りの土偶たちも、自分達の方向性に迷いが生じているようだ(笑)。

いつも笑顔に狂気を感じるニコニコ通り。

たまにノビているヤツもいる。


それでも、多くのお客さんが戻ってきて、お店の人と笑顔で立ち話をし買い物をしている。
青森駅前まで歩くと美味しそうな香りが漂う。

朝から営業している、人気店「食事処おさない」はすでに朝からお客さんで賑わっていた。

朝8時からの営業。
1953年創業の老舗で、「けの汁」等津軽の郷土料理が食べられる貴重な大衆食堂である。
結構、芸能人が訪れることでも有名で、大学生の頃、ケミストリーのコンサートに行った際、川畑さんがMCで「納豆定食食べてきたぜ」とか言っていた(笑)。
「ホタテのおいしい店」と書かれているとおり、ホタテ系の定食も人気で、貝焼き味噌などの郷土料理ももちろん美味しいけれど、焼肉定食、うなとろ丼、そば、カレーライス、煮干しラーメンなど、地元の人が通う大衆食堂的メニューも充実している。

そして¥500と、リーズナブルなワンコインの定食もあり、僕は個人的に大角玉子丼¥500をオススメしたい。

大角とは「大角天」の事で、薩摩揚げを薄く、大きく、四角く仕上げたもの。
津軽地方では練り物を揚げると天ぷらと言っていた事から「大きい、四角い、天ぷら」という意味で「大角天」と名付けられたのだとか。
青森市内で最も古い創業明治三六年の「カネセ高橋かまぼこ店」で開発され、最早、青森生姜味噌おでんに欠かせない具材となりました。

そんな大角天に卵を閉じたシンプルな丼。
ところがコレ、メチャクチャ美味いのです。
僕は大角天のポテンシャルを甘く見ていた。
一口サイズに切られた大角天は、しっかりとツユが沁みていて、濃いめの味付けでご飯がススム。
一つ摘んで口に放り込んだだけで、ご飯がかなりの量削り取られる。
フワフワと柔らかく、噛む事でジュワッとツユが染み出し、幸せな感覚が訪れる。
そこに卵が加わることにより、大角天にコクとツヤが生まれ、一気に味が華やかになる。
こんなに大角天って美味かったのか。

そういえば生姜味噌おでん、よくおふくろと大角天の取り合いになったな(笑)。
めちゃくちゃ美味しかった大角玉子丼。
コレで小鉢、お新香、味噌汁が付いて¥500だなんて信じられない。
なお、9月1日より価格改定により¥550円になる模様。
朝から幸せな気分になれた幸福な朝食。
コレで朝から充実した気分になる。
お店には朝食に、観光客や地元の人、若いカップルや老夫婦、色んな「Everyday People」が訪れていた。
色んな人が、色んなことを考え、それぞれの好きなメニューを頼むため、この食堂に集まる。
そんなことを考えていたら、函館の車椅子の友人をふと思い出す。
「皆んなが皆んな頑張りたい訳じゃないんだぜ」。
どこに自分の価値を置くか。
プライベートや誰かを犠牲にしてまで、頑張りたいと思わないし、自分を証明したいと思わない。
誰かを大切にするため、余暇を確保するため、僕は頑張るのだ。
趣味であるこのブログもそう。
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余暇は家族の買い物に付き合わされる(笑)。
頑張れば頑張る程扱いが酷くなる世の中、頑張る事ってなんだろうと度々思う。
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