青森県平川市 どしゃぶりの中、世界一の扇ねぷたに感動し、トンコツラーメン食った夏。【平川ねぷたまつり2022】【食事処こばやし】
昨年、5月に亡くなったアメリカの偉大なシンガー、B.J. トーマス。
彼の代表曲と言えば、1969年に公開された映画「明日に向って撃て!」の挿入歌「Raindrops Keep Fallin' On My Head」。
作詞はハル・デヴィッド、作曲はバート・バカラックによる60年代に数多の名曲を生み出した黄金コンビによるもの。
全米4週連続1位を記録した大名曲です。
歌詞は自分の身に降りかかり続ける憂鬱な出来事を、雨粒に例え、それでも僕は負けない、もうすぐ幸せはやってくると前向きに歌ったいい曲です。
(Official audioより)
「ドン、ドン、ドン!」
太鼓の律動が、自分の内臓を揺らすかの如く響き渡る。
3歳の頃までは青森ねぶたが怖くて泣いていたらしい(笑)。
夜遅くまで起きるため、昼寝を強要され、挙げ句の果てに雷の様な太鼓の音と、響き渡る人々の叫び声。
僕は早々に避難し、テレビ番組「知ってるつもり?!」を観ていた(たまたまその時、棟方志功が取り上げられていた)。
5歳頃になると、ようやくねぶたのリズムが心地よく、体に馴染んでくる。
僕が幼い頃の青森市では、ねぶた小屋が浦町小学校にもあって、平和公園通りにもねぶたが通っていた。
実家のお店では、露店を開き、いとことお客さんにジュースを売りながら、目の前をねぶたが通り過ぎていく。
やがてねぶたの運行コースが変わり、僕の実家の前をねぶたが通ることはなくなった。
さて、3年ぶりのお祭りムードに沸く青森県。
僕はこの夏の記憶を焼き付けようと、今年こそはねぶたを観に行くことを、心に決めていた。
そんな気合いが入っていた矢先、友人から「平川ねぷたまつり」の誘いがあった。
大学時代弘前の「ねぷた」はよく観ていたけれど、平川のねぷたは観たことはない。
しかも平川には高さが約12メートル、幅約9.2メートル、重さ約6トンもある「世界一の扇ねぷた」がこの祭りで運行される。
コレは是非とも観てみたいと、2つ返事でOKした。
友人を車に乗せ、平川市へと向かう柴T。
しかしながら、この日は雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天気。
平川ねぷた祭り2022は8月2日~3日の2日間開催され、今年から運行コースが延長され、イオンタウン平賀からのスタートに。
駐車場には多くの扇ねぷたがスタンバイしていた。
そして、僕らは平川市役所付近の十字路に陣取り、19時に運行開始の花火が鳴る。
程なくして、先頭の列に細身の背の高い、可愛らしい女性が歩いていた。
後で知ったのだが、平川市出身の女優「駒井蓮」さんだったらしい。
写真を撮れば良かったと初っ端から後悔する(笑)。

各地区の扇ねぷたが沿道を通り、絵柄や囃子も地区ごとに特徴があって、見ていて飽きることなく楽しめました。


色彩がカラフルだったり、白と黒だけだったり、囃子が元気だったり、穏やかだったり。



合間にどしゃ降りが降っても負けず「ヤーヤードー」の掛け声とともに内蔵に響き渡る太鼓の律動。





まるで、世界中の邪気を吹き飛ばす様な力強さを感じる。

そして、最後のトリ「世界一の扇ねぷた」がやって来た。
縮尺がおかしく、間も無く来ると思っていたら実は遠くで、どんどん巨大化していく。
周りの建物よりも高く、ねぷたというよりももはや構造物(笑)。

ようやく間近まで来ると、見上げないと見えない大きさと絵の迫力に圧倒される。さすがは世界一。
3年間の鬱憤がこの祭りの清々しさに発散されていく。
やはり人間にイベントは必要なのだ。
さて、実は祭りの前、すでに夕食をとっていた。

弘南鉄道平賀駅から徒歩3分程の所にある、老舗の人気食堂「食事処こばやし」。
麺類、どんぶり物、定食、洋食とメニューが豊富な、平賀地区の人々に愛される、知る人ぞ知る名店である。
店内は昭和の大衆食堂的な雰囲気で、たいへん居心地が良い。
人気メニューが、焼きそば、五目中華、焼肉定食等。
値段もかなりリーズナブルです。

今回僕が頼んだのがコチラも人気メニューの一つ、トンコツラーメン¥550
今時ラーメンが500円台なのは嬉しい限り。
大衆食堂には珍しく、このお店トンコツラーメンが人気なんですよね(笑)。

見た目は最近のトンコツラーメンとは違い、お麩が乗ったレトロな出立ち。

スープは適度にコクのある、サッパリしたトンコツスープ。
塩味も適度にあり、程よい酸味も感じることができます。
昔風のトンコツラーメンでコレがまた美味い。

中細縮れ麺はそんなスープとよく絡み、その美味しさを伝達する。
トンコツスープを吸ったお麩なんてなかなか食べる機会が無いですね(笑)。
スープが美味しければお麩も美味い。
写真は撮りませんでしたが、友人は焼肉定食を頼んでいて、こちらも美味しそうだった。
次回来た時、こちらを頼んでみよう。
久々の訪問ですが、相変わらずとってもいいお店でした。
お店を出ると再び土砂降りが降っていた。
その後、祭りが終わってもまた雨が降り出す。
雨が降ると憂鬱な気分になるけれど、美味しいものを食べたり、楽しい祭りを観ると、普段は鬱陶しい雨でさえ楽しく思えてくるから不思議だ。
清々しい雨。
コロナは相変わらず増えているけれど、3回目のワクチン接種も大方終わり、少しずつ光が見え始めている青森県。
雨や困難にも負けず、もうすぐ、幸せがやって来ることを心から祈る。
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彼の代表曲と言えば、1969年に公開された映画「明日に向って撃て!」の挿入歌「Raindrops Keep Fallin' On My Head」。
作詞はハル・デヴィッド、作曲はバート・バカラックによる60年代に数多の名曲を生み出した黄金コンビによるもの。
全米4週連続1位を記録した大名曲です。
歌詞は自分の身に降りかかり続ける憂鬱な出来事を、雨粒に例え、それでも僕は負けない、もうすぐ幸せはやってくると前向きに歌ったいい曲です。
(Official audioより)
「ドン、ドン、ドン!」
太鼓の律動が、自分の内臓を揺らすかの如く響き渡る。
3歳の頃までは青森ねぶたが怖くて泣いていたらしい(笑)。
夜遅くまで起きるため、昼寝を強要され、挙げ句の果てに雷の様な太鼓の音と、響き渡る人々の叫び声。
僕は早々に避難し、テレビ番組「知ってるつもり?!」を観ていた(たまたまその時、棟方志功が取り上げられていた)。
5歳頃になると、ようやくねぶたのリズムが心地よく、体に馴染んでくる。
僕が幼い頃の青森市では、ねぶた小屋が浦町小学校にもあって、平和公園通りにもねぶたが通っていた。
実家のお店では、露店を開き、いとことお客さんにジュースを売りながら、目の前をねぶたが通り過ぎていく。
やがてねぶたの運行コースが変わり、僕の実家の前をねぶたが通ることはなくなった。
さて、3年ぶりのお祭りムードに沸く青森県。
僕はこの夏の記憶を焼き付けようと、今年こそはねぶたを観に行くことを、心に決めていた。
そんな気合いが入っていた矢先、友人から「平川ねぷたまつり」の誘いがあった。
大学時代弘前の「ねぷた」はよく観ていたけれど、平川のねぷたは観たことはない。
しかも平川には高さが約12メートル、幅約9.2メートル、重さ約6トンもある「世界一の扇ねぷた」がこの祭りで運行される。
コレは是非とも観てみたいと、2つ返事でOKした。
友人を車に乗せ、平川市へと向かう柴T。
しかしながら、この日は雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天気。
平川ねぷた祭り2022は8月2日~3日の2日間開催され、今年から運行コースが延長され、イオンタウン平賀からのスタートに。
駐車場には多くの扇ねぷたがスタンバイしていた。
そして、僕らは平川市役所付近の十字路に陣取り、19時に運行開始の花火が鳴る。
程なくして、先頭の列に細身の背の高い、可愛らしい女性が歩いていた。
後で知ったのだが、平川市出身の女優「駒井蓮」さんだったらしい。
写真を撮れば良かったと初っ端から後悔する(笑)。

各地区の扇ねぷたが沿道を通り、絵柄や囃子も地区ごとに特徴があって、見ていて飽きることなく楽しめました。


色彩がカラフルだったり、白と黒だけだったり、囃子が元気だったり、穏やかだったり。



合間にどしゃ降りが降っても負けず「ヤーヤードー」の掛け声とともに内蔵に響き渡る太鼓の律動。





まるで、世界中の邪気を吹き飛ばす様な力強さを感じる。

そして、最後のトリ「世界一の扇ねぷた」がやって来た。
縮尺がおかしく、間も無く来ると思っていたら実は遠くで、どんどん巨大化していく。
周りの建物よりも高く、ねぷたというよりももはや構造物(笑)。

ようやく間近まで来ると、見上げないと見えない大きさと絵の迫力に圧倒される。さすがは世界一。
3年間の鬱憤がこの祭りの清々しさに発散されていく。
やはり人間にイベントは必要なのだ。
さて、実は祭りの前、すでに夕食をとっていた。

弘南鉄道平賀駅から徒歩3分程の所にある、老舗の人気食堂「食事処こばやし」。
麺類、どんぶり物、定食、洋食とメニューが豊富な、平賀地区の人々に愛される、知る人ぞ知る名店である。
店内は昭和の大衆食堂的な雰囲気で、たいへん居心地が良い。
人気メニューが、焼きそば、五目中華、焼肉定食等。
値段もかなりリーズナブルです。

今回僕が頼んだのがコチラも人気メニューの一つ、トンコツラーメン¥550
今時ラーメンが500円台なのは嬉しい限り。
大衆食堂には珍しく、このお店トンコツラーメンが人気なんですよね(笑)。

見た目は最近のトンコツラーメンとは違い、お麩が乗ったレトロな出立ち。

スープは適度にコクのある、サッパリしたトンコツスープ。
塩味も適度にあり、程よい酸味も感じることができます。
昔風のトンコツラーメンでコレがまた美味い。

中細縮れ麺はそんなスープとよく絡み、その美味しさを伝達する。
トンコツスープを吸ったお麩なんてなかなか食べる機会が無いですね(笑)。
スープが美味しければお麩も美味い。
写真は撮りませんでしたが、友人は焼肉定食を頼んでいて、こちらも美味しそうだった。
次回来た時、こちらを頼んでみよう。
久々の訪問ですが、相変わらずとってもいいお店でした。
お店を出ると再び土砂降りが降っていた。
その後、祭りが終わってもまた雨が降り出す。
雨が降ると憂鬱な気分になるけれど、美味しいものを食べたり、楽しい祭りを観ると、普段は鬱陶しい雨でさえ楽しく思えてくるから不思議だ。
清々しい雨。
コロナは相変わらず増えているけれど、3回目のワクチン接種も大方終わり、少しずつ光が見え始めている青森県。
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