青森県十和田市 翼はいつまでも。春の官庁街通りと究極の親子丼。【お食事処むかい】
ブログの「田舎の生活」というタイトルも、実は彼らの名曲から取っています。
最近聴いているのが、2008年のシングル「若葉」。
桜が咲き、やがて新緑が始まる季節に、この曲が聴きたくなるのです。
ボーカル、草野マサムネ氏のラジオ番組「ロック大陸漫遊記」でも
「この曲は空も飛べるはずやチェリーと違って闇の部分が少ないから・・・・」
とか言ってましたね。
え、「チェリー」闇あるのか(笑)。
(Official videoより)
若葉の頃、清々しい青春なんて僕は送っていたのだろうか。
周りがまだ見えていない分、勘違いして暴走したり、どうでもいい事で悩んだり落ち込んだり。
思い出って時とともに輝いていくものだけど、まだ熟成しきれず、ずっと悪臭を放ち、蓋をしている思い出も山程ある(笑)。
かつて、学生時代に付き合っていた彼女が風邪で喉を痛め寝込んでいた時、介抱して料理を作ってあげようと、激辛のスパイスカレーを作ったサイコパス柴T。
若葉の頃、そんな失敗ばかりを繰り返しながら、人は成長していくのである(?)。
少し前ですが、青森県十和田市へドライブしてきた柴T。
十和田市出身の、青春小説の名手がいる事をご存知でしょうか。
その作家の名前は「川上健一」。

十和田工業高校出身で、彼の小説「翼はいつまでも」は青春小説の金字塔として、「本の雑誌が選ぶ2001年度ベスト1」、「第17回坪田譲治文学賞」などを受賞しました。
「翼はいつまでも」の舞台は1960年代の十和田市。
野球の補欠部員の神山は少し冴えない中学3年生。
ところがある日、米軍放送で聴いたビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」を聴いて衝撃を受け、彼に少しずつ変化をもたらしていく。
次第にクラスに認められ、初恋を抱き、様々なトラブルが彼を襲うも、仲間やビートルズから貰った勇気で乗り越えていく、清々しいほどの青春小説。
ストーリー自体は青春小説のステレオタイプの様だけれど、読んでいくうちに面白くなって、斜に構えていた僕もどんどん話に引き込まれていく。
彼は本当、文章で魅せる天才だと思います。


さて、十和田市の桜の名所、官庁街通りを歩く柴T。


徐々に桜が咲き始め、おそらく今週中に、満開を迎えるのだろう。



通りはまばらだけれど、十和田市現代美術館前は賑わっていて、多くのお客さんが訪れていた。


あと数日もすれば多くの人々が桜を観に来るのだろう。
柔らかくも力強い春風で、木々が時折り棚引き、僕は暑くなってジャンパーを脱ぐ。
さて、ココ十和田市、青森県でも珍しい「親子丼」が人気の食堂があるのです。

「お食事処むかい」。

創業30年にもなる老舗です。
ココ数年でお店を改装し、民家のような外観に(笑)。

入るのに少し勇気が入りますね。
店内は親戚の家に遊びにきたような、居心地の良さ。
靴を脱ぎ、フローリングにはテーブル席が数席あって、おばちゃんがホームキッチンの様な厨房で調理している。
そして、このお店の一番人気は「究極の親子丼」。
これがまた、感動するほど美味しいのです。

僕が頼んだのは(中)¥850
お味噌汁、お新香、小鉢が付きます。
甘い香りを放ちやって来た親子丼。

この親子丼の出立ちを見て、秋田県大館市の比内地鶏の名店「比内や」の親子丼を思い出した。
そしたらビンゴ、店主はその「比内や」で修行して来た人らしい。
親子丼は比内地鶏を使用しており、まさに究極。
卵はフワトロで、甘めな味付けながらもクドくなく、スッと美味しい余韻だけを残す。
比内地鶏の肉は弾力があり、噛むたびに濃厚な旨味が口の中に広がる。

ご飯は汁だくになっており、比内地鶏の旨味が染み出した美味しい出汁で、ご飯が猛烈に進む。
写真を撮る時、事前に許可をもらっているのですが、
おばちゃんが
「親子丼より私を写さなくていいの?」
と冗談を言っていた(笑)。
フラッと来た常連さんが、レジを手伝ったり、アット・ホームな面白いお店。
まだまだ十和田市には紹介しきれていない、いいお店が他にも沢山あるのです。
失敗ばかり繰り返していた若葉の頃。
不器用な僕は人より多く失敗していたのかもしれない。
失敗の数ほど経験となり、今の自分を形作る。
失敗こそ青春。
いつかこの失敗達が大きな身を実らせてくれるはず。
まだ実らせても枯れてもいない僕は、そういえばまだ若葉だった。
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