青森県青森市 正月の青森。凍えた体を老舗の美味しい鍋焼きうどんで温める。【四季の千成】
皆さんご存知、日本のシンガー・ソングライター、徳永英明。
僕よりちょっと若い人はカバーアルバム「VOCALIST」のヒットから、「カバーの人」というイメージがもしかしたらついているかも知れませんね。
しかしながら、自身でも90年代初期に「壊れかけのRadio」や「夢を信じて」など数多くの名曲を生み出し、僕が個人的に好きな曲が1995年の「未来飛行」。
ちょうどその当時結婚されて、生まれてくる我が子に向けて歌われたんじゃないかって言われていますね。
非常に前向きになれるいい曲です。
(Official videoより)
別に不器用な生き方をした訳じゃない。
気がつけば、僕は大人になっても生まれ故郷、青森の地にいた。
自分の可能性を確かめるため、外に出てみたいとも思ったけれど、今は青森に留まって良かったなと思える。
都会で働く大学時代の友人は、コロナ禍ということもあって、もう3年くらい自分の両親に会っていないらしい。
例えば僕が東京に住んでいたとする。
多分、年に一回しか両親に会えないと考えると、人生で数十回しか彼らに会えないのだ。
それが僕には考えられなかった。
もしかしたら県外に就職したとしても僕はホームシックになって戻ってきたかもしれない(笑)。
毎日両親といたら多分険悪になっていたと思うから(笑)、週に1回帰ってこられる今の下北半島の距離感が僕にとってちょうどいいのだ。
さて、正月は実家の青森市へ帰ってきた柴T。
新年を迎え、初詣へと向かう。


家から外に出た途端、猛吹雪で顔面が顔張り、寒さでヒリヒリ痛む。
気がつけば髪の毛や眉がカチカチに凍っていた。

雪は北国の人々にとって、生活の大きな足枷だ。
この不便さを日常として、受け入れなければならないのだ。

新町通りを歩いて、「青森市発祥の地」と言われている「善知鳥神社」へと向かう。

遠い昔、善知鳥中納言安方が北国を平定し、天照大御神の御子の三女神を祭った事がこの善知鳥神社の始まり。

この善知鳥中納言、人々に漁猟・耕作を教え、青森市の前身、善知鳥村を拓いた人物と考えられているらしい。

そんな由緒ある神社には、多くの参拝客で賑わっていた。

露店が並び、去年とは打って変わって活気がある。

人々の営みとしんしんと降り積もる雪。
足枷とか言っておいて、不覚にもその風景が美しいと思ってしまう。
さて、しばらく外に出ていたもんだから体が冷えてカチコチ。

避難するように、青森市の人気の老舗「四季の千成」へ行ってきました。
新町の再開発により、現在は柳町通りにある中央交番の裏手に移転しています。
ココは昭和7年と大変歴史が古く、90年の長きにわたり地元に愛され続けているお店。
食堂だけでなく、あんみつなど甘味処としても機能する大変懐の広いお店です。

そして、ココは鍋焼きうどんが美味しいことでも知られている。
冬季限定メニューで、冬になるとこの鍋焼きを求めて店内は多くの人々で賑わうのだ。

鍋焼きうどんは、普通¥935、上なべ¥1188、特上なべ¥1430の3種類。

僕は上なべを注文し、小ライスも追加。
程なくして鍋がやってきた。

店主のおじさんがふたを開けた瞬間、マグマの様にゴボゴボと煮えたぎった鍋焼きが、甘じょっぱい出汁の香りを放ちながらその姿を表す。
なんていい匂いなんだ。
4年ぶりにココで鍋焼きを食べる。
上なべは、大きめの海老天、鶏肉、お揚げ、餅、ごぼう、しいたけ、かまぼこ、ネギ、卵、お餅、三つ葉ととっても具沢山。
ツユは甘めでこれがまたクセになるんですよね。
とっても美味しいです。

具材一つ一つがしっかりと味が染みていて、海老天をご飯に乗せると天丼になる(笑)。
僕は超猫舌なので、マグマの様に煮えたぎったうどんを直接食べることができないため、小皿を介して食べる。

濃いめの味付けでご飯が進む。
やがて体がぽかぽかと温まる。
卵の黄身を崩し、うどんと絡めるのが鍋焼きうどんの醍醐味。
餅は最後までとっておき、たっぷり味が染みてから食べると最高。
お店のおばあさんも健在な様で、安心した。
また食べにきます。

店を出る際に店主から何故かお年玉をもらった(笑)。

開いてみると5円が入っていた。
「ご縁」という新年から縁起のいい、店主のユーモア。
体がぽかぽかと温まって、実家まで楽に帰れた。
次はおふくろを連れて行こうか。
途中雲間から一瞬だけ光が差し、雪に反射してキラキラと光の粒子が煌めき出す。
心休め、空を綺麗と思える僕は今幸せだ。
2022年はどう生きようか。
僕の脳みそは未来飛行を始める。
白状すると、嫌なことがあると、時に青森が嫌いになる時もある。
忙しさに負けちゃいけない。
この青森の足枷である、雪ですら愛す。
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僕よりちょっと若い人はカバーアルバム「VOCALIST」のヒットから、「カバーの人」というイメージがもしかしたらついているかも知れませんね。
しかしながら、自身でも90年代初期に「壊れかけのRadio」や「夢を信じて」など数多くの名曲を生み出し、僕が個人的に好きな曲が1995年の「未来飛行」。
ちょうどその当時結婚されて、生まれてくる我が子に向けて歌われたんじゃないかって言われていますね。
非常に前向きになれるいい曲です。
(Official videoより)
別に不器用な生き方をした訳じゃない。
気がつけば、僕は大人になっても生まれ故郷、青森の地にいた。
自分の可能性を確かめるため、外に出てみたいとも思ったけれど、今は青森に留まって良かったなと思える。
都会で働く大学時代の友人は、コロナ禍ということもあって、もう3年くらい自分の両親に会っていないらしい。
例えば僕が東京に住んでいたとする。
多分、年に一回しか両親に会えないと考えると、人生で数十回しか彼らに会えないのだ。
それが僕には考えられなかった。
もしかしたら県外に就職したとしても僕はホームシックになって戻ってきたかもしれない(笑)。
毎日両親といたら多分険悪になっていたと思うから(笑)、週に1回帰ってこられる今の下北半島の距離感が僕にとってちょうどいいのだ。
さて、正月は実家の青森市へ帰ってきた柴T。
新年を迎え、初詣へと向かう。


家から外に出た途端、猛吹雪で顔面が顔張り、寒さでヒリヒリ痛む。
気がつけば髪の毛や眉がカチカチに凍っていた。

雪は北国の人々にとって、生活の大きな足枷だ。
この不便さを日常として、受け入れなければならないのだ。

新町通りを歩いて、「青森市発祥の地」と言われている「善知鳥神社」へと向かう。

遠い昔、善知鳥中納言安方が北国を平定し、天照大御神の御子の三女神を祭った事がこの善知鳥神社の始まり。

この善知鳥中納言、人々に漁猟・耕作を教え、青森市の前身、善知鳥村を拓いた人物と考えられているらしい。

そんな由緒ある神社には、多くの参拝客で賑わっていた。

露店が並び、去年とは打って変わって活気がある。

人々の営みとしんしんと降り積もる雪。
足枷とか言っておいて、不覚にもその風景が美しいと思ってしまう。
さて、しばらく外に出ていたもんだから体が冷えてカチコチ。

避難するように、青森市の人気の老舗「四季の千成」へ行ってきました。
新町の再開発により、現在は柳町通りにある中央交番の裏手に移転しています。
ココは昭和7年と大変歴史が古く、90年の長きにわたり地元に愛され続けているお店。
食堂だけでなく、あんみつなど甘味処としても機能する大変懐の広いお店です。

そして、ココは鍋焼きうどんが美味しいことでも知られている。
冬季限定メニューで、冬になるとこの鍋焼きを求めて店内は多くの人々で賑わうのだ。

鍋焼きうどんは、普通¥935、上なべ¥1188、特上なべ¥1430の3種類。

僕は上なべを注文し、小ライスも追加。
程なくして鍋がやってきた。

店主のおじさんがふたを開けた瞬間、マグマの様にゴボゴボと煮えたぎった鍋焼きが、甘じょっぱい出汁の香りを放ちながらその姿を表す。
なんていい匂いなんだ。
4年ぶりにココで鍋焼きを食べる。
上なべは、大きめの海老天、鶏肉、お揚げ、餅、ごぼう、しいたけ、かまぼこ、ネギ、卵、お餅、三つ葉ととっても具沢山。
ツユは甘めでこれがまたクセになるんですよね。
とっても美味しいです。

具材一つ一つがしっかりと味が染みていて、海老天をご飯に乗せると天丼になる(笑)。
僕は超猫舌なので、マグマの様に煮えたぎったうどんを直接食べることができないため、小皿を介して食べる。

濃いめの味付けでご飯が進む。
やがて体がぽかぽかと温まる。
卵の黄身を崩し、うどんと絡めるのが鍋焼きうどんの醍醐味。
餅は最後までとっておき、たっぷり味が染みてから食べると最高。
お店のおばあさんも健在な様で、安心した。
また食べにきます。

店を出る際に店主から何故かお年玉をもらった(笑)。

開いてみると5円が入っていた。
「ご縁」という新年から縁起のいい、店主のユーモア。
体がぽかぽかと温まって、実家まで楽に帰れた。
次はおふくろを連れて行こうか。
途中雲間から一瞬だけ光が差し、雪に反射してキラキラと光の粒子が煌めき出す。
心休め、空を綺麗と思える僕は今幸せだ。
2022年はどう生きようか。
僕の脳みそは未来飛行を始める。
白状すると、嫌なことがあると、時に青森が嫌いになる時もある。
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