北海道函館市 函館山の100万ドルの夜景と、ココでしか味わえないホッケの刺身に感動する。【根ぼっけ】
昔、よく聴いていた日本の男女4人組バンド、GARNET CROW
2013年に惜しまれつつも解散。
楽曲のクオリティが大変高く、そしてボーカルの中村由利さんと、キーボードのAZUKI七さんが可愛かった(笑)。
2002年の名探偵コナンとのタイアップ「夢見た後で」という曲がすごく印象に残っていて、仲の良い恋人たちのケンカをテーマにした名バラードです。
(Official videoより)
朝が来る度、夢とはなんだったのだろうと醒めてからふと思う。
幼い頃、ねぶた絵師になることを夢見ていた。
小学校の頃は考古学者。
中学校の頃はシンガー・ソングライター。
高専時代は料理人と小説家と映画監督。
大学時代はジャズギタリスト。
結局はこれらの夢は叶うこともなく、僕は青森県の片隅、下北半島にいた。
一足先に夢を叶えた友人達は一様にその業界に対し、愚痴ばかりこぼしている(笑)。
夢は到達するまでが美しくて、到達してから厳しい現実を味わう。
夢とは大人が子供を社会の歯車にはめ込むための、甘い罠だなんて思っている僕は、随分と心の汚れた大人になってしまったようだ。
さて、先日友人とともに北海道函館市へ行ってきた柴T。
2年ぶりの函館市。
コロナが収束しつつある今しかないと思っていた。
改めて、下北半島は函館と寒さの質が似ている。
この日の函館は今年1番の寒波らしく、駅から出た刹那即ホワイトアウト(笑)。
少し外に出ただけで、耳が千切れそうになる。
函館のベイエリアはクリスマスムード一色で、はこだてクリスマスファンタジーが開催されていました。
そんなクリスマスファンタジーを堪能した後僕らは函館山へと向かう。

山麓駅からロープウェイに乗り、展望台のある山頂駅まで3分程。


地上からどんどん離れていき、山麓へと戻るロープウェイとすれ違う。

函館山頂展望台から俯瞰する函館の夜景は「100万ドルの夜景」とも言われていて、日本三大夜景の一つにも数えられる。
ぶっちゃけ地元の人間は函館山には行かない。
函館高専時代はほとんど行ったことがなかった。
女の子とのデートでも行ったことがない(笑)。

でも、こうしてみると、なんでもっと行かなかったんだろうと後悔するくらい綺麗だ(笑)。
静かに澄んだ夜景が眼下に広がり、灯りが星屑のように散らばる。

思わず息を呑んだ。
カメラを持つ手が寒さでヒリヒリしていたのを忘れ、僕はひたすらシャッターを切る。
下山した僕らは、路面電車に乗り函館駅前へ。

函館駅前を松風町方向へ6分ほど歩き、行きつけの居酒屋「根ぼっけ」へと向かう。
ココは函館でも人気の居酒屋で、函館市、北斗市、七飯町の地元で採れた農産物や水産物など、地のものを目でも舌でも味わえる大変美味しいお店。
そして、このお店売りはなんといっても「根ぼっけ」を味わえる事。
「根ぼっけ」とは真ホッケが回遊せずにそのまま海の棚に居着いて動かない分脂が乗った、プレミアムなホッケの事を言います。
このお店ではこの根ぼっけを中心に60種類以上の料理があり、本当どれも美味しい。

カウンターに腰掛け、まずは生ビールを注文。
あービール最高だー

お通しは白子とホッケグラタン、ホッケのフライでどれも美味しい。
そして、なんとこのお店、ホッケを生で食べることができるのです。
最近では他の函館のお店でも食べれるようになりましたが、実はこのお店が発祥。
産地だからこそ、新鮮な状態で食べられるんでしょうね。

根ぼっけ生握りを注文。
コレが生のホッケ。
ほんのりピンクの美しい白身です。

食べてみると、白身の淡白さの中に脂が乗っていて、上品な甘味が口の中に広がる。
うっとりするくらいに美味い。
思わず目を閉じてしまう。
このホッケの刺身を味わいたいがために、ずっと函館の夜はこのお店ばっかり行っている気がする(笑)。

その他、根ぼっけのバッテラ寿司も美味しい。
こちらは酢でしめており、根ぼっけの旨味が凝縮され、また違った美味しさを味わえます。

実はこのお店には裏技があって、ニセコ酒造の日本酒「連山」が安い。
2合でなんと¥660
熱燗で飲みました。
常連さんはコレでお酒を安く済ませて、たっぷりと美味しい料理を味わうのだ。

そして、ホッケのちゃんちゃん焼きもいいですね。
鉄板でジュージュー焼かれ、甘じょっぱい味噌が絡まったホッケが最高。
シメは根ぼっけの茶漬け。

ピリッとわさびが効いていて、ホッケの身がたっぷり使われ、旨味がしっかり溶け出ている。
相変わらず最高に美味しい居酒屋でした。
今まで本州で食べたホッケは別の魚だったんじゃないかって言うくらい、北海道の根ぼっけは本当に最高。
体もポカポカと温まり、外に出ると晴れていて満点の星空が輝きだす。
函館駅前はイルミネーションでライトアップされ、少年達がはしゃいでいた。
俺も昔はこんな時期があったなんて、自分と重ねてみる。
高専時代は夢が生きていく原動力で、夢無しでは生きて行けないと思っていた。
今は随分と夢を見ていない。
夢を見なくてもこうして美しい風景や美味しいものを食べて人生を謳歌することもできる。
しばし函館市内を徘徊していたら、料理人として愚痴ばかり言っていた友人から電話が来て、今度お店を任されたから食べに来てとイキイキした声で誘われる。
彼は夢見た場所で愚痴を言いながらも、夢を見続けていたのだ。
少し気後れした僕。
胸の奥にずっと閉じ込めていた夢が静かに燻り出した。
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2013年に惜しまれつつも解散。
楽曲のクオリティが大変高く、そしてボーカルの中村由利さんと、キーボードのAZUKI七さんが可愛かった(笑)。
2002年の名探偵コナンとのタイアップ「夢見た後で」という曲がすごく印象に残っていて、仲の良い恋人たちのケンカをテーマにした名バラードです。
(Official videoより)
朝が来る度、夢とはなんだったのだろうと醒めてからふと思う。
幼い頃、ねぶた絵師になることを夢見ていた。
小学校の頃は考古学者。
中学校の頃はシンガー・ソングライター。
高専時代は料理人と小説家と映画監督。
大学時代はジャズギタリスト。
結局はこれらの夢は叶うこともなく、僕は青森県の片隅、下北半島にいた。
一足先に夢を叶えた友人達は一様にその業界に対し、愚痴ばかりこぼしている(笑)。
夢は到達するまでが美しくて、到達してから厳しい現実を味わう。
夢とは大人が子供を社会の歯車にはめ込むための、甘い罠だなんて思っている僕は、随分と心の汚れた大人になってしまったようだ。
さて、先日友人とともに北海道函館市へ行ってきた柴T。
2年ぶりの函館市。
コロナが収束しつつある今しかないと思っていた。
改めて、下北半島は函館と寒さの質が似ている。
この日の函館は今年1番の寒波らしく、駅から出た刹那即ホワイトアウト(笑)。
少し外に出ただけで、耳が千切れそうになる。
函館のベイエリアはクリスマスムード一色で、はこだてクリスマスファンタジーが開催されていました。
そんなクリスマスファンタジーを堪能した後僕らは函館山へと向かう。

山麓駅からロープウェイに乗り、展望台のある山頂駅まで3分程。


地上からどんどん離れていき、山麓へと戻るロープウェイとすれ違う。

函館山頂展望台から俯瞰する函館の夜景は「100万ドルの夜景」とも言われていて、日本三大夜景の一つにも数えられる。
ぶっちゃけ地元の人間は函館山には行かない。
函館高専時代はほとんど行ったことがなかった。
女の子とのデートでも行ったことがない(笑)。

でも、こうしてみると、なんでもっと行かなかったんだろうと後悔するくらい綺麗だ(笑)。
静かに澄んだ夜景が眼下に広がり、灯りが星屑のように散らばる。

思わず息を呑んだ。
カメラを持つ手が寒さでヒリヒリしていたのを忘れ、僕はひたすらシャッターを切る。
下山した僕らは、路面電車に乗り函館駅前へ。

函館駅前を松風町方向へ6分ほど歩き、行きつけの居酒屋「根ぼっけ」へと向かう。
ココは函館でも人気の居酒屋で、函館市、北斗市、七飯町の地元で採れた農産物や水産物など、地のものを目でも舌でも味わえる大変美味しいお店。
そして、このお店売りはなんといっても「根ぼっけ」を味わえる事。
「根ぼっけ」とは真ホッケが回遊せずにそのまま海の棚に居着いて動かない分脂が乗った、プレミアムなホッケの事を言います。
このお店ではこの根ぼっけを中心に60種類以上の料理があり、本当どれも美味しい。

カウンターに腰掛け、まずは生ビールを注文。
あービール最高だー

お通しは白子とホッケグラタン、ホッケのフライでどれも美味しい。
そして、なんとこのお店、ホッケを生で食べることができるのです。
最近では他の函館のお店でも食べれるようになりましたが、実はこのお店が発祥。
産地だからこそ、新鮮な状態で食べられるんでしょうね。

根ぼっけ生握りを注文。
コレが生のホッケ。
ほんのりピンクの美しい白身です。

食べてみると、白身の淡白さの中に脂が乗っていて、上品な甘味が口の中に広がる。
うっとりするくらいに美味い。
思わず目を閉じてしまう。
このホッケの刺身を味わいたいがために、ずっと函館の夜はこのお店ばっかり行っている気がする(笑)。

その他、根ぼっけのバッテラ寿司も美味しい。
こちらは酢でしめており、根ぼっけの旨味が凝縮され、また違った美味しさを味わえます。

実はこのお店には裏技があって、ニセコ酒造の日本酒「連山」が安い。
2合でなんと¥660
熱燗で飲みました。
常連さんはコレでお酒を安く済ませて、たっぷりと美味しい料理を味わうのだ。

そして、ホッケのちゃんちゃん焼きもいいですね。
鉄板でジュージュー焼かれ、甘じょっぱい味噌が絡まったホッケが最高。
シメは根ぼっけの茶漬け。

ピリッとわさびが効いていて、ホッケの身がたっぷり使われ、旨味がしっかり溶け出ている。
相変わらず最高に美味しい居酒屋でした。
今まで本州で食べたホッケは別の魚だったんじゃないかって言うくらい、北海道の根ぼっけは本当に最高。
体もポカポカと温まり、外に出ると晴れていて満点の星空が輝きだす。
函館駅前はイルミネーションでライトアップされ、少年達がはしゃいでいた。
俺も昔はこんな時期があったなんて、自分と重ねてみる。
高専時代は夢が生きていく原動力で、夢無しでは生きて行けないと思っていた。
今は随分と夢を見ていない。
夢を見なくてもこうして美しい風景や美味しいものを食べて人生を謳歌することもできる。
しばし函館市内を徘徊していたら、料理人として愚痴ばかり言っていた友人から電話が来て、今度お店を任されたから食べに来てとイキイキした声で誘われる。
彼は夢見た場所で愚痴を言いながらも、夢を見続けていたのだ。
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胸の奥にずっと閉じ込めていた夢が静かに燻り出した。
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