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田舎の生活~Nothern life~

日々遊びながら青森の魅力を発信

 青森県むつ市 下北半島のディープな焼き鳥屋さんでとりあえず。【とり合図】

結成から50年以上、いまだ現役で活動を続けるイギリスのご長寿バンド、フリートウッド・マック。

彼らの曲が40年以上の時を経て、ヒットチャートを賑わせている。

ティックトッカーがクランベリージュースを飲みながらスケートボードで滑走し、彼らの名曲「Dreams」を口ずさんでいるシュールな動画が何故か7千万再生を記録(笑)。

それに合わせて、ダウンロード数が増え、あっという間に全米チャートの上位に。

元々は1977年の名盤「Rumours(噂)」からのシングルで、当時バンドメンバー2組がパートナーで、しかも破局の危機を迎えた超泥沼状態。

曲の作者であり、ボーカルのリンジー・バッキンガムが恋人でありギタリストのスティーヴィー・ニックスに対し、雨にでも打たれて頭を冷やしてこいやと言わんばかりに、キツいことをこの歌の中で結構言っています(笑)。

(Official videoより)


「人生は何かを成し遂げるには短くて、何もしないには長すぎる。」

今は海峡の彼方で眠る、亡き友人がかつて語っていた言葉。

半世紀以上歳上の、学校の先生を定年退職し、小説家を夢見ていた友人。

函館市の大森浜で待ち合わせしては、共通で愛読していた、ケルアックやギンズバーグ、ウィリアム・バロウズなど、50~60年代にヒッピーのムーヴメントを産んだビート文学等について語り合う。

彼の小説は結局、脚光も浴びることもなければ、世に出ることもなく、ご遺族が膨大な原稿を抱えていた。

亡くなる数年前の寝たきりでぼんやりし始めるまで、書き続けていた小説。

長らく疎遠だった彼がどんな人生を歩んできたのか、ふと読んでみたくなった。

さて、夜の下北半島むつ市を一人歩く柴T。

夜の田名部の、昭和の香りがするうす暗いネオン街を散歩する。

30代も後半になった僕は夢だなんて人に語れる歳ではなくなった。

夢を叶えたところで、その夢が決して楽な夢ではなく、愚痴ばかり言っているその業界の友人をたくさん知っている。

夢は到達するまでが楽しいんだとか、悟ったフリをしてみたり。

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そういえば晩御飯がまだだったので、焼き鳥でも食べようと職場の同僚のフードファイター師匠(♀)に教えてもらった居酒屋「とり合図」へ行ってきました。

田名部川沿いある、いかにもディープそうな外観。

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中に入るとよりディープ。

まるで昭和の大衆酒場みたい。

カウンターと奥にちょっとした小上がり。

少し偏見で、ヨボヨボのおじいさんがやっているのかなと勝手に思っていたけれど(笑)、意外と店主は若く僕と同い年ぐらい。

代替わりしたみたいです。

そして値段がとてもリーズナブルで、1000円台でベロベロ&お腹いっぱいになる、むつ市では珍しい「せんべろ」の飲み屋なのだとか。

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まず瓶ビールを注文。

ビールはサッポロで、僕は瓶ビールで程よく酔うのです。

仕事帰りのビールは美味い。

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お通しは春巻き。

カリッとして中はジューシーなひき肉。

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そしてココは焼き鳥居酒屋。

盛り合わせ5種¥600(タレ)を注文。

目の前で焼き鳥が焼かれ、香ばしい鳥の香りがお通しでは足りない僕の空腹を刺激する。

そしてタレでヒタヒタになってやって来た。

ぱっと見しょっぱそうですが、タレはサラッとしており、食べてみると程よくあっさり。

つくねの軟骨のコリッとした食感とともにジューシーな肉汁が溢れる。

皮はしっかりパリッと焼かれていて、中々に美味しい。

あー早くも僕の行きつけ確定(笑)。

そして僕は玉ねぎの焼き鳥が大好き。

しっかり焼かれて甘くなった玉ねぎがたまらんのです。

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店主がサービスで焼き芋をくれた(笑)。

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うだま¥120もウズラの卵の串でこちらも中々。

その後僕は厚揚げ¥250を注文。

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厚揚げは表面はカリッとしていて、中はしっとり。

輪切りにされたネギの薬味が効いていて、そこに醤油を垂らして食べるとシンプルながら美味。

会計したらまさにせんべろ。

1000円台で済んでしまった。

気分良く、柳町の僕のアパートへと帰る。

その帰途、友人のご遺族から電話が来た。

友人の原稿を処分することにしたらしい。

生前僕に渡して欲しいと言っていた原稿があるらしく、僕はこの度原稿の一部を引き継ぐことにした。

社会人になってからだいぶ疎遠だったけれど、寝たきりになっても僕のブログを知っていたらしく、青森に行ってみたいと言っていた。

そんな気持ちも分からずに、亡くなってからしばらく経って彼の訃報を知った僕。

アパートの帰り道の短い間、電話を通じて10代の頃と同じくらい彼との距離が一気に埋まった気がした。

書き続けよう。

幸運なことに拙いながらもブログで書くことは続けていた。

青森の美しい風景と美味しい食が辛うじて繋ぎ止めてくれていた。

夢は奥に秘めつつ、机に向かい、とりあえず夜な夜な自分の書きかけの小説に筆をとるのである。

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