青森県外ヶ浜町 大平山元遺跡と三厩の夜の隠れ家的名店「秀鮨」。
1965年発売のビートルズ6枚目のアルバム、「Rubber Soul」。
名曲も多く、個人的にビートルズの中で一番好きなアルバムなのですが、その収録曲の中でも一際名曲とされているのが「In My Life」
レノン=マッカートニー名義の曲で、ジョンがメインで作った曲なのか、ポールがメインなのか双方で意見が食い違っている曲でもあります。
55年前の曲ですら、片方が存命でも謎のままなのだから、歴史って何が正しいかわからない。
(Official videoより)
僕らは過去についてどれだけ知っているのだろう。
歴史は絶えず定説が覆される。
地球上、最古の高度な文明であるといわれるメソポタミア文明より7,000年も古い1万2,000年前に、狩猟民により建造さたトルコの「ギョベクリ・テペ遺跡」の発見によって、農耕から宗教が生まれたという定説が覆された。
「良い国(1192)作ろう鎌倉幕府」で1192年だと思っていた鎌倉幕府の成立年も、今では1185年である。
歴史は勝者によって書き換えられ、敗者は闇に葬られる。
本当に史実の通りであったかは今となっては誰にもわからない。
記憶は次の世代へは引き継げず、伝承や書物、遺跡などの遺物から類推するしか手立てがない。
でも連綿と続く、名もなき人達の命の連なりで、僕らが存在している事は確かだ。
さて結構前、僕は青森県津軽半島の外ヶ浜町にいた。
実はこの外ヶ浜町に日本最古の土器片と、世界最古の矢尻が発見された遺跡があることは、意外と知られていない。

その遺跡の名前は「大平山元遺跡」。
旧石器時代の終期から縄文時代草創期にかけての遺跡で、そこで発掘された無文土器は、なんと15000年前のものと考えられ、日本最古の土器片らしい。
矢尻(石鏃とも言いますね)もおよそその時期と言われ、世界最古なのではないかとも言われています。
1998年に民家の建て替えの際、発見された遺跡なのだとか。
15000年前・・・・
100年食堂ですら、3、4代目くらいなのに、途方もない遠い昔。
蟹田川周辺でその人達はどのような事を考え、どういう暮らしをしていたのだろうか。
思いを馳せても分からずじまいだ。


廃校となった大山小学校が現在、大山ふるさと資料館として、出土した石器や土器が展示されており、見る事ができます。

そして、貴重な展示物だけでなく、この旧大山小学校、中々に味がありますね。

縄文時代だけでなく、昭和初期の農具や消防士の制服、60年代のテレビまでレトロなものがずらりと。






僕の母親世代であれば、喜ぶ事間違いなし。

そして、外ケ浜町の住民団体「大平山元遺跡もりあげ隊」の公式キャラクター「むーもん」も中々に可愛い。
ムササビがモチーフらしい。

ピンバッジ、もらっちゃいました(笑)。
夕方になり、僕は青森市へ戻るどころか北上し、三厩地区へ(笑)。
友人と秘密の食事会を予定していたのだ。
夜の三厩を訪れるのは激レアですね。
我が下北半島の大間マグロが全国的に有名ですが、ここ三厩地区も、絶品の「三厩マグロ」が獲れることで有名。

そんな絶品の「三厩マグロ」を味わえるお店が、漁港近くにある名店「秀鮨」さん。
夜に突如として現れる三厩唯一のお寿司屋さんです。

店内は清潔感があり、この日は大雨にもかかわらず多くの地元のお客さんで賑わっていた。
芸能人も御用達で、たくさんのサインが飾られている。
メニューを注文すると、先にビール漬けともずくがやって来た。

このビール漬、とっても美味しい。
どうやって作っているのだろう。
発酵による柔らかい旨味の後に来る、程よいピリッとした酸味がたまらない。
何気ないものが美味しいと、期待感が高まる。

もずくも美味いですね。

その後で、しじみの味噌汁がやって来る。
しじみのいい旨味がしっかり溶け込んで、ホッと安心します。

いよいよ注文した「みんまや鮪入り寿司」がやって来た。
因みにですがちゃんと許可取って写真撮ってますよ(笑)。
寿司下駄から溢れんばかりのネタの数々。

その中に三厩マグロのトロ、赤身の寿司と、鉄火巻きが乗っかっている。
まずは赤身から食べると、口の中で溶けるような食感。
赤身でそれを感じるのは初めてかもしれない。
実はマグロの赤身、そんなに好きじゃなかったのですが、このお店の赤身は別格だ。
程よく旨味が熟成され、最適な状態で出されている。

そして、トロが美味過ぎ。
赤身以上にとろける食感と、まるで牛肉と勘違いしそうな濃厚な旨味が口に広がる。
それだけでわざわざ三厩まで行った苦労が回収されて、お釣りが来る。
鉄火巻きもマグロのしっかりとした存在感があって、口の中が幸せだ。
それだけでも大満足なのに、ウニ、シャコ、サーモン、イクラ、甘エビ、イクラ、カズノコと全てが美味しくて感動しきり。
友人も美味しいと目を見開いた。
大将の人柄もよく、とても居心地が良いお店でした。
今年度は寿司鶴、まこと寿司、小梅寿司、そしてこの秀鮨と、当ブログはお寿司屋さんの当たり年だった。
外は大雨なのに、これから暗い中1時間半かけて青森市へ帰るというのに、何故かとても多幸感に満ち溢れ清々しい気分だ。
15000年前の遠い昔と、これからの未来に想いを馳せる。
僕は陶器の断片一つでも、後世に何かを残せるのだろうか。
こんなに幸せを感じていても、30年後まで憶えている自信はない。
誰も僕らが三厩で絶品のお寿司を食べていただなんて、記録にも残らないだろう。
世界に名が轟くような偉人にも今更なれない。
大きなイノベーションを想像する能力もない。
大好きな青森県から離れたくない。
これからも、本州最北の県で重箱の隅を突きながら、僕は絶えず面白いと思う事を発信し続ける。
これからの楽しい未来を期待しながら。
住所 青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩新町35
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名曲も多く、個人的にビートルズの中で一番好きなアルバムなのですが、その収録曲の中でも一際名曲とされているのが「In My Life」
レノン=マッカートニー名義の曲で、ジョンがメインで作った曲なのか、ポールがメインなのか双方で意見が食い違っている曲でもあります。
55年前の曲ですら、片方が存命でも謎のままなのだから、歴史って何が正しいかわからない。
(Official videoより)
僕らは過去についてどれだけ知っているのだろう。
歴史は絶えず定説が覆される。
地球上、最古の高度な文明であるといわれるメソポタミア文明より7,000年も古い1万2,000年前に、狩猟民により建造さたトルコの「ギョベクリ・テペ遺跡」の発見によって、農耕から宗教が生まれたという定説が覆された。
「良い国(1192)作ろう鎌倉幕府」で1192年だと思っていた鎌倉幕府の成立年も、今では1185年である。
歴史は勝者によって書き換えられ、敗者は闇に葬られる。
本当に史実の通りであったかは今となっては誰にもわからない。
記憶は次の世代へは引き継げず、伝承や書物、遺跡などの遺物から類推するしか手立てがない。
でも連綿と続く、名もなき人達の命の連なりで、僕らが存在している事は確かだ。
さて結構前、僕は青森県津軽半島の外ヶ浜町にいた。
実はこの外ヶ浜町に日本最古の土器片と、世界最古の矢尻が発見された遺跡があることは、意外と知られていない。

その遺跡の名前は「大平山元遺跡」。
旧石器時代の終期から縄文時代草創期にかけての遺跡で、そこで発掘された無文土器は、なんと15000年前のものと考えられ、日本最古の土器片らしい。
矢尻(石鏃とも言いますね)もおよそその時期と言われ、世界最古なのではないかとも言われています。
1998年に民家の建て替えの際、発見された遺跡なのだとか。
15000年前・・・・
100年食堂ですら、3、4代目くらいなのに、途方もない遠い昔。
蟹田川周辺でその人達はどのような事を考え、どういう暮らしをしていたのだろうか。
思いを馳せても分からずじまいだ。


廃校となった大山小学校が現在、大山ふるさと資料館として、出土した石器や土器が展示されており、見る事ができます。

そして、貴重な展示物だけでなく、この旧大山小学校、中々に味がありますね。

縄文時代だけでなく、昭和初期の農具や消防士の制服、60年代のテレビまでレトロなものがずらりと。






僕の母親世代であれば、喜ぶ事間違いなし。

そして、外ケ浜町の住民団体「大平山元遺跡もりあげ隊」の公式キャラクター「むーもん」も中々に可愛い。
ムササビがモチーフらしい。

ピンバッジ、もらっちゃいました(笑)。
夕方になり、僕は青森市へ戻るどころか北上し、三厩地区へ(笑)。
友人と秘密の食事会を予定していたのだ。
夜の三厩を訪れるのは激レアですね。
我が下北半島の大間マグロが全国的に有名ですが、ここ三厩地区も、絶品の「三厩マグロ」が獲れることで有名。

そんな絶品の「三厩マグロ」を味わえるお店が、漁港近くにある名店「秀鮨」さん。
夜に突如として現れる三厩唯一のお寿司屋さんです。

店内は清潔感があり、この日は大雨にもかかわらず多くの地元のお客さんで賑わっていた。
芸能人も御用達で、たくさんのサインが飾られている。
メニューを注文すると、先にビール漬けともずくがやって来た。

このビール漬、とっても美味しい。
どうやって作っているのだろう。
発酵による柔らかい旨味の後に来る、程よいピリッとした酸味がたまらない。
何気ないものが美味しいと、期待感が高まる。

もずくも美味いですね。

その後で、しじみの味噌汁がやって来る。
しじみのいい旨味がしっかり溶け込んで、ホッと安心します。

いよいよ注文した「みんまや鮪入り寿司」がやって来た。
因みにですがちゃんと許可取って写真撮ってますよ(笑)。
寿司下駄から溢れんばかりのネタの数々。

その中に三厩マグロのトロ、赤身の寿司と、鉄火巻きが乗っかっている。
まずは赤身から食べると、口の中で溶けるような食感。
赤身でそれを感じるのは初めてかもしれない。
実はマグロの赤身、そんなに好きじゃなかったのですが、このお店の赤身は別格だ。
程よく旨味が熟成され、最適な状態で出されている。

そして、トロが美味過ぎ。
赤身以上にとろける食感と、まるで牛肉と勘違いしそうな濃厚な旨味が口に広がる。
それだけでわざわざ三厩まで行った苦労が回収されて、お釣りが来る。
鉄火巻きもマグロのしっかりとした存在感があって、口の中が幸せだ。
それだけでも大満足なのに、ウニ、シャコ、サーモン、イクラ、甘エビ、イクラ、カズノコと全てが美味しくて感動しきり。
友人も美味しいと目を見開いた。
大将の人柄もよく、とても居心地が良いお店でした。
今年度は寿司鶴、まこと寿司、小梅寿司、そしてこの秀鮨と、当ブログはお寿司屋さんの当たり年だった。
外は大雨なのに、これから暗い中1時間半かけて青森市へ帰るというのに、何故かとても多幸感に満ち溢れ清々しい気分だ。
15000年前の遠い昔と、これからの未来に想いを馳せる。
僕は陶器の断片一つでも、後世に何かを残せるのだろうか。
こんなに幸せを感じていても、30年後まで憶えている自信はない。
誰も僕らが三厩で絶品のお寿司を食べていただなんて、記録にも残らないだろう。
世界に名が轟くような偉人にも今更なれない。
大きなイノベーションを想像する能力もない。
大好きな青森県から離れたくない。
これからも、本州最北の県で重箱の隅を突きながら、僕は絶えず面白いと思う事を発信し続ける。
これからの楽しい未来を期待しながら。
住所 青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩新町35
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