青森県鯵ヶ沢町 念願のラーメン寛で、絶品の坦々麺を食べる。

僕が大好きなイギリス出身のアーティストBee Gees

1960年代から1980年代の長きにわたり数多のヒットを飛ばしてきた、ギブ3兄弟を中心とするグループです。

気がつけばご存命なのはバリー・ギブだけになってしまいましたね。

最近よく聴いているのは1979年リリースの全米１位を記録したToo Much Heavenと言う曲。

4,000万枚以上のセールスを記録し、音楽の歴史を激変させたと言われるアルバム 「Saturday Night Fever」の勢いそのままに大ヒットしたナンバーです。

天国は一つで、誰もいくつもの天国には行けはしない、いくつもの愛を望んだところで 得られるものでもないと歌っています。

（Official videoより）


僕の生きる理由、カッコよく言うとレーゾンデートルは家族を守ること。

博士課程を中退して就職したのも家族を守るため。

ウチの家族がここでは詳しく言えないのですが、ひどい目に合っていて、黙って見ていられなかったのだ。

僕が一家の大黒柱としてしっかり守らなければいけない。

全く裕福ではなかった柴T家を守るため、最近は毎週帰っては奔走している。

家族を守るためなら、どんなひどい目に合っても、辛い目に遭っても、泥を啜ってでもしぶとく足掻いてやる。

戦わなくてもかわすと言う戦法もある（笑）。

たまに世界は僕らに嫌がらせをしているのではないか思う時もあるけれど、「くそが！」と天に唾を吐きかけながら意地でも、人生を楽しんでやる。

家族の人生を報われるものにするため、負の連鎖を断ち切るため、僕は人生に抗うのだ。

そんな僕も時に、心が折れそうになる時がある。

ふと一人、車を走らせる。

青森市浪岡地区から津軽道を走り、青森の西海岸に位置する鯵ヶ沢町へ向かう。

やや薄く夜霧が垂れ込め、慎重に車を走らせる。

淡い藍色の闇がまるでインクのように、日本海に沈む夕闇を覆いだす。

少し深呼吸をしたらお腹が鳴った。

センチメンタルは空腹には勝てないようだ（笑）。

運転席に戻ると、昔、深浦のピザ屋のニイちゃんが、美味しいって言っていたラーメン屋さんが鯵ヶ沢にあったことをふと思い出す。

昼に行こうと思ってはタイミングが合わなくて、行けずにもう5年くらいが経つ。

ちょうど帰途につく途中、幸運にもお店の前を通ったら営業していたため、空腹と匂いに誘われるがままに来店。



お店の名前はラーメン寛。

鯵ヶ沢でも指折りのラーメンの人気店である。

少し暗い鯵ヶ沢の街並みにあって、店内に入ると多くのお客さんで明るく賑わっていました。

ラーメンだけでなく、居酒屋としても機能していて、ご家族連れや一人飲みに来た方等、大変地元の人々に愛されているお店なんですね。

なんかその雰囲気に少しホッとする。



ここの人気メニューは坦々麺¥850

煮卵にチンゲンサイ、たっぷりのひき肉がトッピングされています。



スープは豚骨と煮干しベースに野菜の甘味も感じる、深みを感じる大変美味しいスープ。

ネリゴマの風味が強く、ラー油の少しピリッとしたアクセントがたまりません。

そして、ひき肉は甘味噌ベースで大変美味しくクセになる。



麺は細縮れ麺でコシがあり、程よくスープと美味しい挽肉を運びます。

とても美味しい坦々麺でした。



ミニカレー¥350も注文したのですが、甘めの懐かしい大衆食堂的カレーでこちらも絶品でした。

闇に包まれた鯵ヶ沢の中で、思わぬ明るい優しい灯り。

少しお客さんと話しながら、次第に明るく話す僕。

帰ってきた後で、少し心配していたおふくろとマイペースに歯磨きしている親父に会う。

肩が凝って首をポキポキさせると、おふくろが肩を揉んでくれた。

妹から電話が鳴り、電話の向こうの甥っ子の声と共にドライブスポットを聞いてくる。

ああ、やはり僕は家族が大好きなのだ。

強がっている僕も少しばかりホロッと来る。

住所　青森県鰺ヶ沢町田中町62-3
営業時間　11:30～14:00、17:30～1:00
※火曜日だけ夜営業
定休日　無し

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