北海道函館市 世にも珍しい?ホッケの刺身が食べられる居酒屋。根ぼっけ。
函館で散歩している間ひたすらiPhoneで聴いていたスピッツ。
小学校のころからの大ファンで、今も邦楽の中では断トツに好きなアーティスト。
函館にいた頃もよくMDで聴きながら散歩していたことを思い出す。
1993年リリースの「君が思い出になる前に」は本当名曲ですね。
(Official videoより)
潮の匂いが届かない場所なんてない、北海道函館市。
自分にとって大切な、多感な青春時代を過ごしたこの港町。
街を歩くだけですぐ海が見える。
函館での5年間は、僕と言う人間を作ったあらゆるものが詰まっていた。
嫌な思い出もたくさんあったけれど、今となっては、函館に住んでいなかったら今の俺は存在していたのだろうかと思う。
いや、もっとまともな人間になっていたかもしれないが、それは結局タラレバの話(笑)。
夕方友人と飲む約束があり、その間フラッと函館市内を散歩する。
散歩をすると淡い思い出が、潮の匂いとともに去来する。




松風町から、大森浜の海沿いを湯の川方面へ向かう、当時僕の好きだった散歩道。


啄木小公園があり、やがて湯の川の旅館街へたどり着く。
途中海峡を隔て、うっすらとボヤけて下北半島が見えた。
当時の僕は、海峡の先に下北半島があるだなんて、意識もしていなかった。
まさか俺がその海峡の先に住むだなんて、人生って映画のようにロマンチックな筋書きがないから本当に面白い。
かつて僕は何を考え、誰の事を想っていたのか、自分の頭蓋の中でしか、もう誰も知らないし分からないだろう。
この海岸線をたどる道は、僕だけではなく、名も知らぬ色んな人達の想いと記憶が眠っている。
その想いと記憶はその人達にしか分からないけれど、どこか残留思念のようなものが、函館のどこか物憂げな美しさに寄与しているように思うのだ。



湯の川まで歩き路面電車でベイエリアのホテルまで戻ると気がつけばもう夕方。
僕は飲み会の会場のある松風町へ向かう。
函館高専は20歳で卒業するため、あまり居酒屋について知らぬまま、青森に戻ってしまった。
しかし、函館って今思えば素敵な居酒屋が多いんですね。

今回行ってきたのは、「根ぼっけ」という、根ぼっけ料理が70種類に及ぶ大変ホッケ愛に溢れる人気の居酒屋です。

「根ぼっけ」とは、ホッケは一般的に回遊魚ですが、中には動かないホッケもあり、大変脂がのって美味しい特徴を持つホッケのことを言います。
そんな「根ぼっけ」を取り扱う人気店で、週末は多くの人で賑わう。

このお店で是非とも食べて欲しいのが、何と根ぼっけの刺身¥980
鮮度が落ちやすいと言われているホッケですが、なんとココでは世にも珍しい刺身で食べることができるのです。

醤油に身を落とすと、脂が散るほどの脂の乗ったホッケ。
食べてみるとサーモンのように濃厚で、しかしながらしつこくなく、すっと上品に消えていく。
白身とは思えない濃厚な味ですね。

そして、お酒は倶知安町にあるニセコ酒造で作られた日本酒「連山」¥660
二合でこの値段だから、コスパがいいお酒ですね。

お通しも中々。
この時期は白子が美味い。

真鱈たちポン酢¥980
トロッと溶ける濃厚な口溶けがたまりません。
もみじおろしの辛味と、ポン酢の酸味、ネギの香味と相まってシンプルながら極上の料理です。

そして、友人に勧められたのがミンククジラの竜田揚げ¥1100
揚げたてサクサクで、まるで白身フライのような淡白な味の中に、哺乳類らしい肉の食感と旨味が口の中に広がり大変美味しいです。

最後はホッケの茶漬け¥550を頼み、これもまた美味い。

美味しい料理って、食べると幸せな気分になって会話が弾みますね。
彼此15年以上前の記憶を辿り、時に友人の話でこんな事あったねと、記憶が呼び起こされる。
あの頃の僕は、生まれ変わりたいとか、もっと賢く生まれたかったとか、もっと裕福な家に生まれたかったとか、無い物ねだりで自分がとても好きになれなかったけれど、その時の葛藤があったからこそ、今、楽しく生きてるんだと思う。
気がついたら生まれていた僕の人生。
生きる事に意味など無いならば、楽しく生きよう。
函館を散歩すると、今はそんな事を耳打ちされている気分になるのだ。
根ぼっけの詳細についてはHPで。
↓
https://www.nebokke.jp/
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小学校のころからの大ファンで、今も邦楽の中では断トツに好きなアーティスト。
函館にいた頃もよくMDで聴きながら散歩していたことを思い出す。
1993年リリースの「君が思い出になる前に」は本当名曲ですね。
(Official videoより)
潮の匂いが届かない場所なんてない、北海道函館市。
自分にとって大切な、多感な青春時代を過ごしたこの港町。
街を歩くだけですぐ海が見える。
函館での5年間は、僕と言う人間を作ったあらゆるものが詰まっていた。
嫌な思い出もたくさんあったけれど、今となっては、函館に住んでいなかったら今の俺は存在していたのだろうかと思う。
いや、もっとまともな人間になっていたかもしれないが、それは結局タラレバの話(笑)。
夕方友人と飲む約束があり、その間フラッと函館市内を散歩する。
散歩をすると淡い思い出が、潮の匂いとともに去来する。




松風町から、大森浜の海沿いを湯の川方面へ向かう、当時僕の好きだった散歩道。


啄木小公園があり、やがて湯の川の旅館街へたどり着く。
途中海峡を隔て、うっすらとボヤけて下北半島が見えた。
当時の僕は、海峡の先に下北半島があるだなんて、意識もしていなかった。
まさか俺がその海峡の先に住むだなんて、人生って映画のようにロマンチックな筋書きがないから本当に面白い。
かつて僕は何を考え、誰の事を想っていたのか、自分の頭蓋の中でしか、もう誰も知らないし分からないだろう。
この海岸線をたどる道は、僕だけではなく、名も知らぬ色んな人達の想いと記憶が眠っている。
その想いと記憶はその人達にしか分からないけれど、どこか残留思念のようなものが、函館のどこか物憂げな美しさに寄与しているように思うのだ。



湯の川まで歩き路面電車でベイエリアのホテルまで戻ると気がつけばもう夕方。
僕は飲み会の会場のある松風町へ向かう。
函館高専は20歳で卒業するため、あまり居酒屋について知らぬまま、青森に戻ってしまった。
しかし、函館って今思えば素敵な居酒屋が多いんですね。

今回行ってきたのは、「根ぼっけ」という、根ぼっけ料理が70種類に及ぶ大変ホッケ愛に溢れる人気の居酒屋です。

「根ぼっけ」とは、ホッケは一般的に回遊魚ですが、中には動かないホッケもあり、大変脂がのって美味しい特徴を持つホッケのことを言います。
そんな「根ぼっけ」を取り扱う人気店で、週末は多くの人で賑わう。

このお店で是非とも食べて欲しいのが、何と根ぼっけの刺身¥980
鮮度が落ちやすいと言われているホッケですが、なんとココでは世にも珍しい刺身で食べることができるのです。

醤油に身を落とすと、脂が散るほどの脂の乗ったホッケ。
食べてみるとサーモンのように濃厚で、しかしながらしつこくなく、すっと上品に消えていく。
白身とは思えない濃厚な味ですね。

そして、お酒は倶知安町にあるニセコ酒造で作られた日本酒「連山」¥660
二合でこの値段だから、コスパがいいお酒ですね。

お通しも中々。
この時期は白子が美味い。

真鱈たちポン酢¥980
トロッと溶ける濃厚な口溶けがたまりません。
もみじおろしの辛味と、ポン酢の酸味、ネギの香味と相まってシンプルながら極上の料理です。

そして、友人に勧められたのがミンククジラの竜田揚げ¥1100
揚げたてサクサクで、まるで白身フライのような淡白な味の中に、哺乳類らしい肉の食感と旨味が口の中に広がり大変美味しいです。

最後はホッケの茶漬け¥550を頼み、これもまた美味い。

美味しい料理って、食べると幸せな気分になって会話が弾みますね。
彼此15年以上前の記憶を辿り、時に友人の話でこんな事あったねと、記憶が呼び起こされる。
あの頃の僕は、生まれ変わりたいとか、もっと賢く生まれたかったとか、もっと裕福な家に生まれたかったとか、無い物ねだりで自分がとても好きになれなかったけれど、その時の葛藤があったからこそ、今、楽しく生きてるんだと思う。
気がついたら生まれていた僕の人生。
生きる事に意味など無いならば、楽しく生きよう。
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